じゃぁ、いつやるんだよ

わざわざ料金の高い連休に旅行行くやつはバカとか、
3連休に新幹線乗るヤツはバカとか、
わざわざ混んでる観光地に混んでる日に行くやつはバカとか、
一通りの「バカ」を正面から受け止めた後にクソデカボイスで言いたいことがある。

んなことはわかってんだようるせぇ黙れ

私はな、平日に続けて有給なんか取れねぇし、様々な都合で月曜金曜を休みにして連休を長くするというテクが使えねぇんだよ、社会人だからな。しかも好きな会社で好き好んで働いてんの、有給がどうこうは仕方ないとわかってんのよ、だから連休に料金が高くても、人混みでめちゃくそ混んでても、いいの。

行かないままより行きたいの、今、今、今行きたいの、衝動で生きてるから、朝起きて「今日行く」って決めちゃったら行くまでこの気持ちを抑えらんねーーーの！！！！！わかったら黙って見とれこのクソボケどもが

後悔してることがある。
人生で一番病んでた時期、たまたまインターネットでドブロブニクという場所を知った。
クロアチアにある、オレンジの屋根が美しい観光地で、魔女の宅急便のモデルになったと言われている街だ。
あの風景写真を見た時、「街が、呼んでいる」と思った。あの景色を見たら、アドリア海の柔らかい風を頬に感じたら、私の人生は良くなると、直感的に感じた。
お金を貯めよう、私はクロアチアへ行く。ドブロブニクに行くんだ、そう思って始めた貯金で、私は東京に戻った。それ自体に後悔はしていないが、あの時、親に借金をしてでもクロアチアへ行くべきだった。
体が健康で、長期休みが取れるなんていう好条件のカードは、案外人生で巡ってくることが少ない。私はそれに気がついていなかった。

結果として今も東京で暮らしていて、めちゃくちゃ楽しんで生きてるからそれはそれとして良いんだけど、クロアチアには行ってみたかった。今も行きたい。でも、あの日感じたみたいな「街が呼んでる」という衝動を今は感じなくなってしまった。多分、引きこもりをしていた私に、神様が偶然を装って見せてくれた「希望」、それがドブロブニクだった。お前が生きていればこんな景色も見れる。うまい海鮮も食える。アドリア海へ行け、という啓示は、私をドブロブニクへは連れて行ってくれなかったけど、結果的に私は体調もメンタルも持ち直して、エンジン全開で今も生きている。神様、ありがとう。希望がある限り、人は頑張れる。逆にあの時ドブロブニクに行ってしまっていたら、希望がなくなってしまって、燃え尽きていたのかもしれないし、結果オーライだよね。いつかゼッテー行くからな。戦争とかすんなよ、美し街並みで楽しくお茶でも飲んで待ってろ。

つまり、私が言いたいのは
行きたい時が行き時で、連休だとか混んでるだとかは関係ないってこと。
倹約家で平日の空いてる時に観光できる人はそれはそれは良いことでしょうけど、それが出来ない人の事情もわからないでバカとか言ってんじゃねぇ。一回死ねどす。今からお前たちに呪いをかけに京都行ってやるからな。首洗って待ってろどす。なんで京都かって？しらねぇ、朝起きたら「そうだ、京都へ行こう」と思ったから、としか言えない。本物の「そうだ、京都へ行こう」を見せてやる。
やるやる言ってやらないやつ、行く行きたい行きます言って行かないやつ、全員置いてく。私は私の行きたい時に行く。
誰も私を止められない。
私は三連休しか休めない。
私の貴重な三連休、

私が何しててもいいに決まってるだろーーーが！！！！

今から縁切り神社に行って、不健康と不摂生とデブ（太る習慣）との縁を切ってくる。嫌な思い出とも縁を切ってくる。タイミング悪いのも、モヤモヤする気持ちも切ってくる。

昔、元旦那が浮気相手とコソコソ旅行行ってたのが京都だったことから、私は京都なんか大っ嫌いだったが、もう憎むのも飽きた。京都に罪はないし、お前のことも愛させろ。

一つでも、私の心の中から「嫌いなもの」をなくしたい。嫌いなもの、嫌な思い出なんか胸の中から少しでも出ていってほしい。空いたスペースに私の好きなもの、楽しいこと、夢や希望をいっぱい詰めて、私はそこでダンスして暮らすのだ。スペースを開けさせろ。つまり、京都、俺はお前のこと何にも知らねぇ。今から教えろ、全部見る。自分の目でちゃんと見て、お前のこと好きになってみせる。いいところいっぱい見つけてやる。俺も全開で心開いて行くかららな、お前も心開いてくれよ、仲良くなろうぜ兄弟。今からいっぱいお賽銭投げに行くから待ってろよ。

帰りの切符も、宿もとってない。
私の、純度100%の衝動をくらえ。

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