二人作業を一人で可能にする改善
【改善】
トンネル工事でセントル’(移動式型枠)の吹上げを開閉する際、メーカー純正のジャッキ棒をターンバックル挿入孔に挿すと隙間が大きくゆるいので、開閉操作する人とジャッキ棒が抜けないように持つ人の2人で作業していた。
ビニールテープ等を巻いて隙間をなくしてみたが、力が掛かる箇所のため何度もやり直すのが手間だったため、ターンバックルにカップリング(メス)、ジャッキ棒にスリーブ(オス)を溶接し、ジャッキ棒をねじ込んで取付けできるよう加工した。
ねじ込んでジャッキ棒がしっかりと固定できるため、吹上げの開閉が一人で容易に行えるようになった。
【参考】
抜けそうな装置を「ねじ込み式」にするという発想は他でも使える大きなヒント。安全に一人作業が出来るようになり、しかも邪魔にならない、と作業性・安全性ともに効果の大きな事例。
なにかの問題点を「改善」すると、複数の効果が出るという見本。
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