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拡声スピーカーによる合図の「聴こえる化」

【改善】
トンネル工事において重機を使用して大型ブロックの積込や坑門裏の埋戻しを行っていたが、高所からの合図で距離があるため重機オペレーターとのやり取りが困難であり、さらに重機のエンジン音により大声で合図を行う必要があった。
朝礼時にコロナウイルス対策で使用していた拡声スピーカーを現場に配置し、合図者と重機オペレーターに各1本づつマイクを預け、合図の補助を行った。

足場端部に拡声スピーカーを設置
拡声スピーカーのアップ

【効果】
拡声スピーカーを設置したことにより、合図者や重機オペレーターが大声で合図する必要もなくなった。
無線機を使用してのやり取りも考えたが、拡声スピーカーにしたことにより合図者・重機オペレーターだけでなく周りの作業者にも伝わることで全体の安全性も向上する。

周囲にも合図の声が聞こえる

【参考】
「見える化」という言葉があるが、安全管理には聴覚も重要であり、このような「聞こえる化」という工夫も効果があるという事例。
無線でやりとりする例も多いが、このように現場全体に声が聞こえるのも一つの効果であろう。

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