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不安定な連続切断作業の改善

【改善】
小断面トンネルの既設ライナープレートを電動カッターで切断する作業があり、腰より低い位置で約110m横方向に連続的に切断であるため体への負担が大きく、さらにカッターの刃が回転に取られないよう角度を一定に保つ必要があった。

不安定な姿勢での110mの連続作業

4mのバタ角を切断高さにガイドとして設置し、以前の提案にあったタイヤ付収納具を使用し、楽な態勢でその上をカッターをスライドさせながら切断作業を行えるようにした。

掘削作業時のガイドとして設置
ガイドに沿って横移動

【効果】
電動カッター本体の重量(約7㎏)をバタ角に預けることで、体への負担を低減でき、切断角度も一定に保つことができた。

また、バタ角によりカッターの高さを一定にできるため墨出しの必要がなくなり、作業効率が向上し仕上がりもきれいになった。

ガイドのおかげできれいな仕上がり

【参考】
働く人へのやさしさと、自社改善事例の応用という、理想的な改善提案。
結果的に作業効率及び安全性の向上と、仕上がりの美しさという複数の結果も導いている。「思いやり」の気持ちはいい結果を生むという見本事例。

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