削岩機の巻き込まれ事故防止
【提案】
削岩機で削孔の際にノミ先端がはね回るため、手でロッドを押さえる作業(もんもん取り)が発生するが、回転するロッドを直接手で握るために、手が巻き込まれるリスクが高かった。
そこで22mm六角形ロッドに対し、φ34mmの鉄パイプを30cmに切断したガイドを作成し、差し通して手で押さえて作業するように改善、回転するロッドを直接手で押さえることをなくし、巻き込まれのリスクを軽減させた。
【効果】
手の巻き込まれリスクを大幅に低減。
【参考】
削岩機による削孔作業では直に握ることが当たり前として長年作業がされてきたが(当然、巻き込まれ災害も少なくない)、知恵を出して改善したことでリスクを大幅に低減した事例。「この作業はこうするもの」という思い込みを排除することから改善は始まるという見本である。
なお、ガイドの素材・形状についてはまだ改善の余地がある。