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文章を書くと感情のコントロールが上手くなる

どうも〜、休みの日はほとんど家の中で過ごしている、ひさしというものなんですけども、
デイサービスで介護職員として働いている中年のオスでございます。頑張っていかなかんなぁいうとりますけども。

そりゃね、介護の仕事やってればね、イライラすることも多いですよ。介護職員は知識・技術うんぬんの前に、感情のコントロールができないとね。

何にイライラするかって言えばね、あれやこれや、やることが多くてですね。いっぱいいっぱいになるんですね。

見守りしながら体操したり、利用者さんがトイレに座ってる間に洗濯機まわしたりね。フロアに出ているときは、常にいろんなところに気を張っていなくちゃいけなくて、休まる暇がないのね。まぁ、それはどの仕事も一緒だとは思うんですけどね。

利用者さんに対してイライラすることはほとんどないです。
だって、そこんとこの感情コントロールも含めて介護の仕事なのでね。ある意味・いい意味で仕事として切り離して考えられる。

いやね、一番イライラするのはね、やること多い問題よりもね、

一緒に働いている職員だったりするんですよ。

「そうそう!そうなんよ!」

と、介護職の人はヘッドバンキングで頷いてくれるはず。頭の中はヘビメタ。メタリカ。

ちなみに、今の職場ではイライラする人はいません。もしかしたら、こっそりこのnoteを見てるかもしれないのでね。note保険かけときます。掛け捨てです。保険とかそんなことではなくてね、マジでいない。信じてほしい。嘘じゃない。

仕事が遅いとか、やることやってくれないとか、そんなことはね、そんなことではね、イライラしたりしないんですよ。ぼく。
だってね、介護施設っていろんな年代の人が働いているのでね、体力的なことだったり、それこそ性別も含めてやれることが人それぞれ違うんですよ。
70過ぎのベテラン介護スタッフにね、80キロの利用者さんを抱えてっていう方が無理があるし。ぼくは裁縫とか編み物とか苦手だから、他のスタッフさんに任せたいし。

できないことを無理にやっても、楽しく働けないですからね。

ほいで、ぼくがいちばんイラッとするのはですね、言葉の汚い人ですね。言葉が乱暴な人。

「おいおい、お前のnote、きったねー言葉たくさん出てくるじゃねーか!」

まぁまぁまぁ。慌てなさんな。落ち着きなすって。

そうお思いの方もおられると思いますが、当然、介護施設とnoteでは違うペルソナを被っていて、どっちが本性で・どっちが真実なのかなんて議論は不毛ですよね。
あなただって、ベットの下にエロ本を隠してますよね。額縁の裏にへそくりを隠してますよね。こっそりグリンピースだけ残しますよね、大人なのに。
他人に映った己が真実の自分。人は、他人がいなければ自己を認識できない生き物なのです。そして世界はワンネスなのです。

タメ口。嫌いですねぇ。職場においてですが。なーんか、メリハリがなくて。ぼくは基本的には使わない。
忙しくなってくるとね、タメ口が命令口調にポケモン進化するんですよ。「あれやって!」「これやるな!」「もうっ!」っていう凶悪ポケモンにね。それは利用者さんの耳にも入ってますからね。よくないでしょ。

呼び捨て・ちゃん呼び。職員同士の会話、利用者さんの前じゃなくても嫌です。結局そう思ってるってことですから。尊厳?敬意は?

「今日体調良くないですね〜」
言う必要ある?見たらわかるやん。このネガティブ指差し確認ってなんなん?いらんやん。
ある種、夕方のスーパーで売れ残った惣菜に「半額シール」貼るみたいなもんで。そんなレッテル貼ってあげるなよ。テンション下がるだろーが。

ため息。つくなし。なんだし。朝出勤してきて開口一番「はぁ〜」。知らない。家で何があったかは。マスクをしてくれ、今すぐに。
なんでしょうね。ため息って他の人にも聞かせるように吐きますよね。ぼくはね、その息は吸わない。だって、大抵の問題が他人で解決できることではない個人的なことだったりするから。本気のため息って、自己主張が含まれてない息だと思ってるから。その時は声を掛けよう、こちらから。
「ふぅ」って、ひと息はいいですね。ため息とひと息。180度違う。吐息もいいです。

そうした個人的なイライラを抱えたまま、フロアに出て利用者さんと接しているスタッフ。まぁ、トラブルとか事故起こす。

イライラしたまま認知症の方と接するとですね、ほぼ100パーセントと言っていいほどトラブルやバトルが発生します。認知症の方は感情の察知が敏感なのでね。「ちょっと!落ち着いて!」いやいや!お前じゃ!落ち着かなきゃいけねーのは、つってね。

イライラする人。自分の使っている言葉に気をつけてみてくださいね。言葉って、脳内でイメージを作り出しますから。

グレーの思考で見る景色は、太陽の光が差し込んでいても視界は薄暗いでしょう。現実が暗くとも、思考は明るくできる。そう信じる。

ノート・noteなんかに書き出して、自分の言葉を定期的に確認するのはいいですね。悪口ばっかり書いてたら、そりゃ怒りの感情の沸点が低いでしょうよ。

ぼくはね、感情のコントロールをどうしてるかというと。

「物理的な距離を取る」

これを徹底していますね。

もうね、怒っている人だったり乱暴な人だったりには近づかない。反発する磁石のように、そっちが近づいてきたらぼくが動くみたいな。フォーメーションを崩さないフランスサッカー・ゾーンプレス。

話さなくてもですね、仕事はできるんです。合わない人と無理に話す必要なない。耳に入れたくないことは、入らない距離を保てばいい。

嫌なニュースも態度の悪い店員も、悪質なコメントも嘘くさいWeb広告も。聞かなきゃいい・読まなきゃいい・見なきゃいい。

もっと、みなきゃけないものがあるだろうし。綺麗な景色を、その人のいいところを、自分自身の心・感情・魂を。ね。

オカンは見てもいないのにずっとテレビをつけていましてね。そのうち寝るんですね。すかざずテレビ、消しますけどね。

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介護エッセイ元お笑い芸人@のざき寿(ひさし)
介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。