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高齢者の下ネタに関しての調査結果

どうも〜、痩せ過ぎて病人扱いされるデイサービスの介護職員、ひさしというものなんですけどね。頑張っていかなかんなぁ〜言うとりますけども。

まぁ、男って、高齢者になってもしょーもないんですね。

まぁ、下ネタが好きで好きで。デイサービスの利用者さんでね、

「おーい!俺、今裸だから観にこいよー」って、風呂から叫んでいるおじいもいればね、

「姉ちゃん、いい尻してんなぁ〜ちょっと触ってもいいか」なんつって、高齢者は無敵なんかい!スター取ったマリオかい!って、思ってしまう今日この頃ではあるんですけどね。

ぼくがね、ある男性利用者さんを入浴に誘う時。
「お風呂で全身あっためると、血行が良くなって腰の痛みも和らぎますから、リハビリだと思ってお風呂入りましょう。洋服脱いだりやりにくいところは一緒にお手伝いさせていただきます」みたいな、謁見してんのかぐらい丁寧な物腰で説明してね。
それでもその利用者さんは苦い顔して「家で入っとるからいい」って、漬物石くらい椅子から立ち上がってくれなくて。こちとら、おまはん風呂に入ってへから言うてるんでっせ。まぁ苦戦するわけですよ。

そうなると女性職員にチェンジですわね。

女性職員がね、「〇〇さん。一緒にお風呂行こ〜」

もう一撃。ほっぺたりんご。デレデレして頭ポリポリ「ほな、いこか〜」つって。女性職員が「じゃあ私、お風呂の外で待ってるから。着替えて出てきてね」って追い討ち。「あなたはもうぉ〜忘れたかしらぁ〜」神田川じゃないんやから。

まぁ、猫撫で声でお誘いする女性職員の逞しさたるや。ここがもしキャバクラだったら相当稼ぐだろうなって。ちょっと恐怖すら感じることもあるんですけど、これは介護の工夫なので。そういうことにしておきましょう。

結果が大事ですから。ビジネスも介護もね。結局ね。

たまーにね、笑えない下ネタがあるんですけどね。

下ネタって言う方の過失ではあると思うんですけど、受け取る側の器も大きく関係してるでしょ。犬や猫に下ネタいっても「わん・にゃー」しか返ってきませんからね。

だから、下ネタがダメな人には言ってはいけないですよね。逆に大丈夫な人はある程度はバンバンOK。デイサービスの風紀の問題はしらんけども。

いやですねぇ〜。はじめて見学したデイサービスが下ネタオンパレードだったら。

「〇〇さん、うんこでました!」って介護職員が大きな声で報告してるのも、ある意味ど下ネタですね。言う場所・言い方あるやろって。

畑で採れた育ちが悪い「細長いさつまいも」を見て「俺のち○ぽこみたいやなぁ」って、数多のばあさんから大爆笑をとっていたじいさんに、ぼくは激しく嫉妬しましたけどね。気がついたらTシャツの袖をギューっと引っ張っていましたら。

そうそうでもね。たまーにね、笑えない下ネタがあるんですけどね。

ちょっとここからはドぎつい下ネタに聞こえる方もいると思うんでね、聞きたくない方はここでブラウザバック願いたいんですけども、Rいくつかはわからないんですけどね、

・・・

「ぼくチンのお尻、舐めて〜」

これはね、ちょっとゾッとしましたね。もうね、言葉に出ちゃうんですね欲求が。「アイスクリーム舐めたい!」なら可愛いんですけどね。

結局ね、言う人のキャラなんですよ。この言葉を言っても引かれない人もいるんです。明るく爽快に言われたら「誰がアンタのきたねーケツ舐めるのよ!」っツッコミを入れられるんですけどね。

まぁ、ねちっこ〜く言われると、オクラを混ぜた時ぐらい粘っとしてて、ぼくでさえ背後霊に睨まれているような寒気を感じるんですよ。

その下ネタをいうじいさんは普段大人しいんですが、風呂の時になると卑猥な発言が飛び出してくる。開放感か?なんやろ、どうしてそうなるんやろ。ハーバード大学とか研究してないかな。メンタリストDaiGoはん、論文探してきてくれませんかね。

ひっくるめて面白いんですけどね。急な下ネタフォローを入れておきますがね。

あとね、ぼくが一番笑ったのはね、

これも風呂の介助してる時なんですけどね、

もうね、めっちゃ真面目な顔で、神妙な面持ちで。

「ここだけの話な。最近、朝、立ちが悪くてよぉ〜。68だろ。やっぱ年だな」と、息子さんの打ち明け話を聞いたときですかね。

唐突すぎて、上手い返しができなかったんですよ。情けない。

いやね、その方、80歳超えてるんです。まぁ多少の認知症状があるので仕方ないんですがね。

「いや!立ったとて!」が正解だったかな。いや、失礼か。うーんそれとも「どこ起こしとんねん。その前に寝起きよくせんと!」いっつもデイサービスの準備ができていない利用者さんだったんでね。

あーおもろ。あーおもろ。

あとね。もう一人いましたね。

入浴介助のとき、大事なところもきちんと洗ってほしんですよ。わかりにくかったですか。ちんちんです。

あそこがね、皮かぶってるひとも多くてね。きちんと皮を剥いて洗って欲しいんですね。カスが溜まったり、雑菌が繁殖していたりすると尿路感染するんでね。

自立の方なのでご自身でやってもらうように「〇〇さん、大事なところ、皮剥いても洗いましょうか」って声かけたんですよ。

なるべく丁寧な、綺麗な言葉をチョイスして声掛けしたいなと。ぼくはエレガントですから。間違っても、

「〇〇の皮剥いて、ずるっと!シャーッと!流しとかんと〜」みたいな、デリカシーのない雑な言い方しません。なにせ大事なところなんでね。

ただね、その遠回しな言い方が裏目にでましてね。
その方もちょっと失語があったりしたもんですから。ぼくの言葉がどう伝わったのかはわからないんですけどね。

「ぼくはね、女性に関しては経験があんまりなくてね」

「??」

「そうんだよね。あまりないのよね」

「・・・」

あれ?どう伝わった?なーんか、え?どゆうこと?

右旋回したちんちんのように、話も曲がってしまいまして。

とにかく、センシティブなことのあそこの毛に触れてしまったようで、傷つけてしまいました。

ごめんなさい。そんなつもりじゃなかったのよ。むしろあなたを守るために言った言葉だったの。

しばしの沈黙。が流れましてね。

そのあとぼくは、その方の大事なところをそっとちまんで「はーい!こんにちわ!」して、シャーとシャワーしました。

その方は何も言わず、ぼくを受け入れてくれました。

ありがとうゴザマス。

介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。