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失っていくこと
物忘れが多くなってきた。
膝が痛くて歩けない。
腰が痛いからずっと椅子に座っていられない。
呼吸が苦しくて長い距離は歩けないから散歩に行けない。
どうせ上手にならないから習字はしたくない。
お金の計算ができないから買い物に行けない。
食べる気がしない。
飲んだらしたくなるから飲みなくない。
「ああぁ」
「失っていくことばかりで、」
「生きていて、一体何が楽しいのだろうか。」
「行け行けというが、なんで介護施設に行かなくちゃいけないのか。行ってもなにも変わらないじゃないか。」
年齢を重ねて人生の晩年を迎えている人の気持ちは、今のぼくにはわからない。
介護の勉強をしているが、介護のテキストに書いてあることは真実だろうか。全くもって疑わしい。
高齢者は、言葉の裏側に何を隠しているのだろうか。
高齢者は失ってばかりなのだろうか。死ぬ間際まで失い続けていくのだろうか。得るものはないのだろうか。
高齢者が失っていくことの本質は、
介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。