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介護施設での別れと出会い
どうも〜。3日から単発介護で仕事始めになる「ひさし」という者なんですけども、
デイサービスで介護職員をしておりまして、頑張っていかなかんなぁ〜言うとりますけども。
さて、年末、
「ことしいっぱいで施設に入ることになりました」
そうしてお別れする方が何人かいらっしゃいました。
年末・年始・4月・上半期・下半期。こうした季節の変わり目や時期の節目、移り変わりがある種ゴール地点になっているのかもしれません。家族介護者にとって。
「今年いっぱいは頑張って介護しよう」そう思われて施設を決断されたのかなぁ。介護職員からするとまだまだ在宅で生活できる方でも、ご家族が限界を迎えてしまったらそれが区切りなのです。
最近、こんな内容ばかりを書いるような気がしますが、
「終わりのない介護」とかいいますでしょ。
終わりはありますよ。デイサービスを利用し始めても、1年通える方、相当少ないですよ。とくに認知症がある方は、もちろん人によりますが早い。
ため息をついている間もなく、空いた枠に新しい方の利用がスタートしていく。
悲しんでいる時間も別れを惜しんでいる間もなく、季節は移り変わっていくわけです。ほんまに泣いてる場合ではないんですねぇ。
感情が麻痺してるわけではなく、むしろ思い入れがあるので立ち止まってしまうとぼくは泣いてしまうでしょう。
印象に残る利用者さん、いますねぇ。
やっぱりね、笑顔が印象に残ります。
これはね、人によっては嫌な気持ちになる方もいるかもしれませんが、ぼくは認知症の方のほうが好きと言いますか、印象に残ると言いますか、気になってしゃーないっすね。
とくに重度の認知症の方は、もう裏も表もないですから。人間そのものが剥き出しになっているとうか。(誤解を生んでたらすみません)
ずっと笑顔の方。
ずっと怒っている方。
人は感情の交換をすると、人と人とが混ざるのだと思う。その人の一部が自分に溶け込んで、ぼくの一部がその人に溶け込んで。
だから気になってしゃーない。だからこそお別れがつらいのですねぇ。
新しい出会いがあって、幾つもの別れがあって。
こんなに人と接する仕事があるでしょうか。介護を良さをもっと知ってもらうにはどうしたらいいのかなぁ。
今年のテーマであり課題です。
介護を通じて、いい経験をたくさんしてるなぁ。
これからもたくさん経験したいなぁ。
そうそう、デイサービスに何年も通っている方もたくさんいますよ!
入退院を繰り返しながらも、デイサービスにくることが楽しくて仕方ないって方もいて。90超えてるんですけどね、まぁあっちこっち動きます。
今年はどんな方と出会うのか楽しみです。出会いを大切にしていきます。
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