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介護職員が介護レクリエーションを嫌いになる理由

うまくはないけどね。
それなりに形にはなってると思うよ。

毎日必ずギターは弾く

毎日10分以上は引くようにしていて、
それが5年くらいは続いているかな。

「禁じられた遊び」弾いてって言われたけど、

それはむずいなぁ。そこまでの腕はないない。
誤魔化しとこ。

今日はさ、
そりゃぁレクリエーション嫌いになるわな、って話なんだけど。

「じゃあ、来週のレクリエーション。お願いしますね」

急にそんなん言われても、
できへんできへん。

高齢者を目の前にして話したことはないし、何やっていいかもわからない。
介護職未経験だし職場にも働く仲間にも慣れていないのよ。

できる?
やりたい?

利用者さん30人を目の前にして、1時間楽しませなくちゃいけないのよ。

断る権利なんてないみたいで。
とにかく必死に準備するしかないわけ。

これがぼくのレクリエーション初舞台。

先輩スタッフのレクリエーションを見て、とにかくマネすればいい。頭の中はそんなアイデアで埋め尽くされていてさ。

ぼくはね、これでも一応人前にでて話してきた経験があるからさ、芸人としてもそうだしWeb制作会社にいるときは、スライド作ってプレゼンしたりもしてたし。

なんとなく感覚で、緊張しない術も知っているわけ。

あれね、観客を見ないようにすればするほど緊張するからね。逆に話しかけてったほうがよくて、1対1の会話に持っていくイメージで話した方が緊張しないわけ。

自分の状況を実況することもいいよ。

「実は今日、初めてのレクリエーション担当ということで、とても緊張しています。失敗しても笑って許してくださいね」みたいなことを声に出して話しておくのね。
冷静になって自分を客観的に見れるようになるし、見る側のハードルを下げておくことができるから。上手に進行しなくてもいいんだって、自分で肩の荷を下ろしちゃえばいいのよ。失敗を笑いに変えるフリを作っておくのよね。

そういった経験のない人がね、急にレクリエーションを任されてさ。

そりゃ「やらされた」って思うのが自然じゃない?
嫌いになって当然だよ。

嘘でしょ?って思うかもしれないけど、
あるから、普通に。

なんかね「あの人、どんなことやるんだろう」みたいな、
お手並拝見みたいな感じもある。

もうええって。みんなで取り組んだらええやん。

今までやってきたレクリエーションの中からどれか選ばせてよ。盛り上げる方法やコツも共有してよ。ないの?アイデア帳みたいの。
今ね、インスタで検索すればレクリエーションのアイデアたくさん出てくるから。そんな共有の仕方でもいいよね。

それからかなぁ。ギターを使って「歌唱レク」するようになったのは。一人で完結することの方が楽だし。他の職員と差別化できるし。音楽の力って盛り上がるからね。

でもでも新しい職員の方が来たら、マネしやすいようなレクリエーションをあえてやるようにしてるよ。ときには進行役を変わってあげることもする。いくつかレクのアイデアと方法は伝えるようにしてるしね。

高齢者の前で話すことが嫌いなわけじゃなくて、
何も教えてもらえないまま、丸投げみたいにレクリエーションをやらされるから、介護レクリエーションが嫌いになるのよ。

失敗から始まるようにしてあげるなよなぁ〜。

最初に「楽しい!」って思わせてあげたら、勝手にいろいろ工夫するからさ。

ちなみにぼくはね、レクリエーション好きなタイプ。

介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。