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むくみとの対決

「だいこん足」とはよく言ったもので、まぁ、よく育った大根なのだ。

高齢者の足、とくにふくらはぎから足の甲にかけてのむくみ(浮腫)は、放っておくと大変なことになる。
はち切れんばかりにパンパンになって、靴は履けなくなるし痛みや痺れが出てくるし。最終的に歩けなくなる。そしてベットで寝たきりになる。

大抵、運動不足による血行不良が原因で、重力によって水が足に溜まる。
足を上げたり散歩したりとむくみを解消しようにも、歩けないことにはどうしようもないのだ。一日中マッサージをする訳にもいかない。

シルバーカーを押して自分でトイレに行っていた人が、ちょっと見ないうちに車椅子での移動に変わっている。本人の負担も増えるが、当然介護者の負担も増す。トイレに座ることも立ち上がることもできないのだ。

むくみを未然に防ぐには、積極的に運動するしかない。高齢者にとって「歩く」ということは生命線なのだ。

Iさんは数ヶ月前までシルバーカーを押していた。でも今は車椅子だ。
Oさんはだんだんと靴が履けなくなってきている。靴のかかとを踏むようになってきた。
Mさんは、左足をかばうのか、歩く時に重心が右に傾いている。

介護は「むくみ」との対決でもある。

介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。