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介護と人間的な成長

いとこのおじさんはパーキンソン病だ。

数年会っていないうちに病状はかなり進んでいて、正直切ない気持ちになった。

足の震えが特にひどい。右腕に杖を持って歩いて自分で歩いているが、両足とも足の出が悪く太もももが上がらないため、いつ躓いてもおかしくない。
付き添って歩かなければ転倒してしまう。実際に何度も転倒している。家の中で転倒し自分では起き上がれずその場でうずくまっていたそうだ。頭はたんこぶだらけ。足の脛は青あざだらけだ。

やはり日中の運動量や活動量が減ってくると、認知能力にも影響が出てくる。呂律が回らなくなっていた。どもりがすごい。
ご飯を手づかみで食べることもあるそうだ。
夜中にトイレ行こうとベットから立ち上がった。トイレに行った後、ベットがわからずにウロウロしていたそうだ。トイレに間に合わず失禁したこともある。

もし僕が介護の仕事をしていなかったら、この現状を冷静に判断できなかっただろう。同情はしても、目をつむり他人事で済ませていると思う。

ぼくがおじさんに会って最初に思ったことは、どうしたらパーキンソンの進行を遅らせることができるだろうか。そして、介護しているおばさんの精神状態は大丈夫だろうかということだった。

介護職を通じて自分が成長していることを実感した。一番の成長は相手の立場に立って物事を冷静に見つめる視点を持てたこと。
人間としての成長が介護職にはあると思う。

近々、おじさんの自宅に行って、僕にできることを探してこよう。

介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。