謎夜 稀に見える ,醒,お腹と背中
最初に
謎夜という幻想連作短編詩を描いています。
物理の法則じゃなく、思いの力によっていろいろなものが動いたり、変わったりする世界。
歌にも声にも、鉄にも扉にも海にも空にも意思がある世界。
その世界はこの世界と10センチずれた場所にあります。
僕はそこに行ってきて、面白いと感じた場面を抜粋してここで報告しています。
そして、7月23日にライブをやります。今回はバンドネオンの仁詩と。良かったら絶対見てください。
【ライブ配信 × 謎夜】Vol.2
仁詩 × 久世孝臣
悪魔が作ったと言われる、蛇腹楽器【バンドネオン】奏者・仁詩が、
詩人・久世孝臣と共に、幻想連作短編詩を朗読と音楽で魅せる、言葉と音の無限廻廊【「謎夜」】をライブ配信でお届けします。
今回は新作もお届けします。
【配信予定日】
7月23日(木・祝)15:00 開演
【出演者】
バンドネオン 仁詩
詩人 久世孝臣
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謎夜 稀に見える
夜を見ると 稀に黒の産地が見える
夜の間に漂う 不規則な飛び方をする 鳥のようなものがそれだ
夜通しの一種ではないかとも言われている
全ての黒は 全ての夜の孤独を抱えるとされる
(謎夜 3013夜目より抜粋)
謎夜 醒
逆さの夜がいった
維持するのは維持できているからでね。
維持できなくなったら維持はできない
逆さって思うのはね
私をみてない証拠かもね
これを言いたいから私はここにいるよ
(謎夜 824夜目より抜粋)
謎夜 お腹と背中
恒星が寿命がきたよと横たわる
結局私はどっちがお腹でどっちが背中?
どこから声を出してるの?
恒星は満足そうに眠りについた
(謎夜3331夜目より抜粋)
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