KIND OF RED アートワーク集
はじめに(注意事項)
このノートは私がやっている、現代音楽家、市川ロ数との
ユニット言音(ことね)が2020年10月28日に発表した
KIND OF REDという音源のためのアートワーク集です。
先日放送した
「言音(ことね)による【KIND OF RED】完全解説!!言葉の最前線、言音(ことね)の仕掛けた赤の希望を全公開!」
でも少しお話ししましたが、こちらでは文章で、
採用された歌詞カード、ジャケットに至るまでの軌跡をご覧いただけます。
この作品の制作にあたり、キービジュアル、デザインなどアートワーク全般様々な候補作が生まれ今の形になりました。
どういう経緯で作品が生まれたかを公開したく、一般的にはあまり公開しない、採用されなかったデザイン、原画を、デザイナー辻統太、アーティスト小澤香奈子の協力のもと、公開することが出来ました。
言音(ことね)としては今リリースされている形を望みましたが、
採用しなかったデザインも何一つとして悪いというものはなく、
それぞれにKIND OF REDを秘めていると感じています。
秘めているという言い方よりは「それぞれにKIND OF REDである」と言った方がいいかもしれません。
何より一番最初に作品を聞いてもらった言音(ことね)チームの仲間である
デザイナー、アーティストから届いた、音と言葉の外から見た 「KIND OF RED」 が最後に我々言音(ことね)二人に、このように作品が完成するよう導いてくれました。
見る人によっては「こちらの方がアルバムのイメージに近いなぁ」と思う方もいると思います。
我々ももし違うイメージを選んでいれば、最終的な仕上げの段階で少し違う言葉と音にして完成させていたと思います。
そんな別世界のKIND OF REDを想像しながら、ご覧ください。
また普段見れない、公開しないものを公開していますので、価値を感じていただいた方、楽しんで頂い方は是非こちらの記事をお買い上げいただくか、その他方法でサポートをお願いいたします。
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アーティスト小澤香奈子による KIND OF RED
・タイトル:クッキーをこぼした日のこと
・タイトル:まろかし
最初に小澤さんに原画をお願いしたとき「タイトルがKIND OF RED という作品なので赤を使ってもらう可能性も想像していただければ…」と言っていたのですが、
制作が進むうちに「この色が今回の赤だ」と固定したくないという気持ちが強くなり、
もともと小澤さんの作品の特徴である「真っ白な絵」をジャケットにしてもらう方がいいのではないかという気持ちが強くなりました。
他にも「赤と白の意味の逆転」、「光の三原則」、「血(赤)と乳(白)は同じもの」などいろいろ理由があるのですが、ここでは割愛します。
ただ、小澤さんにアルバムを聞いていただき「その中で小澤さんのイメージを正直に形にしていただきたい。確信をもってこういうイメージが出来ました。というものであれば、赤色でも何色でも構わない。」という話はしていました。
上の二枚は、小澤さんのもともとある作品の中で今回の作品のイメージに合うものを候補として選ばせていただいたものです。
二つとも僕の大好きな作品で、候補にさせてもらえたことが光栄でした。
ただ、もう名前のある作品に対して、KIND OF REDのジャケットにするのは少し違和感もあったので、既存作品から候補を選びつつ贅沢なことに、今回のためだけに描いていただきました。
それがこちらの3作品です。
KIND OF RED1~3
この中から悩んだ末に今アルバムに採用したものを選びました。
裏面にはこちらの作品をお借りしました。
タイトル:さっきまで何かいた2
この裏面はアルバムを聞いていただいた方ならわかる方もいるとおもいます。
「さっきまで確かに何か居た感覚」というのがアルバムの中に詰まっているので、とてもぴったりな絵をお借り出来ました。
来年に個展なども予定しているそうです。
アルバムの原画も見れる可能性があります。
他にも素敵な作品がたくさんある作家さんなので、興味を持っていただいた方はチェックしていただければと思います。
小澤香奈子
Twitter:@kanakoozawa
HP
ここからはデザインの話です。
デザイナー辻統太によるKIND OF RED
辻君とは、前作のPOETRANGEAや詩集「自分の水を探し出す魚」を発表した2016年からずっと僕が主宰したりデザインを提案できる立場で関わるほぼすべての作品のデザインをお願いしています。
もう彼が付き合ってくれる限り、一生彼のデザインで基本やっていくことに決めているくらい、信頼してやりとりができるデザイナーです。
参考までに過去作を貼っておきます。
・詩集
・舞台チラシ(僕とパンツとトンプソン)
・配信ライブ 或る言葉の記録1,2
どれもほんとに僕は好きです。
そんな辻さんが作ってくれた最初のデザインがこれです。
一番最初のアルバムジャケットデザイン
最初見たときはデザインの力が強く感じて「絵をもう少し前に出す感じでもう一度練っていただけないか」といいました。
でも今見るとなんかすごいこれもかっこいいなと思います。
最初の歌詞カードはこちら。
一番最初の歌詞カード2案
そこから、ジャケットはこういうアイディアも出ましたが、
最終的にはこちらになりました。
アルバムジャケット決定稿
そして歌詞カードはこういうアイディアもいただきつつ
最終的にこうなりました。
歌詞カード決定稿
そして最後に盤面のデザインを候補と決定稿ご紹介します。
盤面デザイン 候補
盤面・決定稿
ジャケットから取り出したとき、こんなにかわいいです。
KIND OF REDを全曲途中まで放送して解説をする放送のときもいいましたが、
まっ白な参道にお社の赤、神社に参拝しているような感じでアルバムを開封してもらえたら嬉しいです。
KIND OF RED
皆様、赤の世界にようこそ。
これでアートワークの公開は終了とさせていただきます。アートワーク以外についても知りたくなった方はぜひこちらの全曲紹介動画やKIND OF RED全詩公開などをご覧ください。
【言音(ことね)による【KIND OF RED】完全解説!!言葉の最前線、言音(ことね)の仕掛けた赤の希望を全公開!】
KIND OF RED全詩公開
赤のお願い
最後になりましたが、この公開に価値を感じてくださった方、良かったらサポートをお願いします。
サポートの為に、こちらのノートは感謝の言葉43文字のみ有料欄に記して、
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他にも下記のようなサポート方法がございますので、是非、読んだ直後じゃなくても、どのタイミングでも構いません。
よろしくお願いいたします。赤の気持ちを添えて。
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