【恋愛と結婚の心理学#12】 恋愛の7つのマスクの時間軸と傾向
プライド型の診断結果に入る前に、それぞれのマスクがどのようにして身についていったのか、時間軸とプロセスにつて説明したいと思います。
現在のさまざまな恋愛パターンは、マスクの性質が原因となっています。
いくつかのマスク診断に当てはまる複合型の人の場合、はじめにプライド型のマスクを身につけ、その後にイリュージョン型とハンター型のマスクをつけることが多く見られます。
マスクをはずしていくには、現在から過去にさかのぼるように「イリュージョン型/ハンター型」→「プライド型」というプロセスで解放をおこなう必要があります。
イリュージョン型およびハンター型は、男性性と女性性のバランスを整えることでマスクがはずれるのに対し、プライド型は幼児性を育てることでマスクがはずれやすくなります。
プライド型のマスクをはずすには、バランスのとれた男性性と女性性が必要です。
イリュージョン型やハンター型のバランスを改善しなければ、プライド型のマスクをはずすことはできません。
インナーカップルのバランスがとれると、そのカップルが父親と母親の代わりをするインナーペアレンツになります。
プライド型のマスクは、親子関係であるインナーペアレンツとインナーチャイルドの関係性をうまく機能させる必要があります。
プライド型のマスクは「目的と行動」の理由が、子供のように褒められたい、認められたいというものからきています。
そのため、父親も母親も、子供が本当に望むように褒め、認めてあげる必要があります。
こうして「承認欲求」は、インナーカップルのバランスがとれてはじめて満たされます。
認められたい、誰かがうまくいくのを見るのがいやだ、嫉妬してしまう、優越感を得たい、劣等感やコンプレックスが消えないなども、プライド型の幼少期の体験によるマスクだといえます。
プライド型の3つのマスクは、ここまでのインナーカップルの関係性が修復されることで自然に癒されはじめます。
プライド型のそれぞれの特徴を理解することで、マスクがはずしやすくなっていきます。
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