ラジオ世代
新年明けましておめでとうございます。
といっても、もう年が明けて1週間が経過しましたが、大寒波の中の九州、一面雪景色となりました。
母の店は、「ツルツル」早じまいに「ツルツル」臨時休業。ご近所の宅配ピザ屋もうどん屋も臨時休業されていました。
去年、母から「ラジカセが壊れたから買い買えようか私が次に壊れるのが早いか」といったようなメッセージが来ました。
ラジカセが欲しい、と言われても・・・今の時代、そもそも『ラジカセ』って(笑
ラジオ+カセット=ラジカセ、皆さんご存じですか?
このラジカセ、私は自転車に乗せて持ち歩いて家庭教師先に通っていました。マジです、本当に持ち歩いて(持ちチャリして?)いました。だって、取っ手があるでしょ?持ち歩くものでしょ?(んなわけない!)
母の店で母の仕事の終わりを待つ私は、保育園時代からよくラジオを聞いていました。
『こんばんは、こんばんは、もひとつおまけにこんばんは』という始まりと、青木小夜子さんというお名前。内容は覚えていませんが、FMラジオから毎日流れてくるこの、『こんばんは、こんばんは・・』という心地よい響きは今でも覚えています。そのBGMで流れていた『Doo-Bee-Doo-Bee-Doo』という曲(らしいです、今ググりました!)もこれまた忘れられません。今、ググって見つけた音楽を聴いてみながら、一気にタイムスリップしてしてしまいました。
(余談ですが、これとセットで思い出すのは、映画評論家、淀川長治さんの日曜洋画劇場のラストで、『それではさよなら、さよなら、さよなら』です、ご存じですか?)
今回のこちらの写真のラジカセ、実はカセットは多分まだ再生可能そうでしたが、カセットなんてもう我が家には無いし、母はお店でのBGMとしてラジオを聞きたい、そんなこんなで、この大ベテランラジカセさんにはご引退いただき新しい小さなCDラジカセを購入しました。
でも、今見ても美しいフォルム(笑)昔は家電製品がとても頑丈に作られていましたね、そしてどの家電もとぉっても長持ちしましたね。そして、ラジオに至っては音が随分と良かったです。今、そうそう!と頷いていた方、同世代か先輩世代かと思われます。
さて、なぜ故にラジオの事を思い出していたかというと、私の人生の中でけっこう楽しい思い出が沢山詰まっているのがラジオなんです。職場でのピリピリした雰囲気を良い意味で壊してくれていたのもラジオ、小さい時にごっこ遊びをしていたのもラジオ、長距離の車移動のお友達もラジオ。
大人になったら何になりたい?と言われて、『母の跡継ぎになる』ってさほど真剣に思ってなかったくせに言っていた幼少期。でも、そんな中でもラジオのパーソナリティ、ラジオDJ、エアジョッキー、なんと呼ぶのでしょうか?私、ラジオのパーソナリティっていう職業は、実はやってみたい職業ベスト3に入っていました。
別に音楽に詳しいわけではないけれども、ノリの良いトークを展開できるわけでもないけれども、でもラジオは、なんだか好きだったんです、そして今も。
月日は流れ、ラジオというマシンを購入しなくてもラジオ配信が聞ける時代が到来してしまいました。海外のラジオ番組でも気軽に聞けるばかりか、何ですって、自分で配信まで簡単にできてしまう時代なんですか?
目がクルクル回りそうですが、そんなこんなで、stand.fmというアプリを使って、ちっちゃな私の想像していた世界を体験してみることにしました。
https://stand.fm/channels/5f9cd2faae8f042997da99fb
70代現役母には、彼女が次に機種変更をする際に私と同じ機種を買い与え、『ラジオでもやってみる?』って聞いてみようかな?