見出し画像

21/11/19

先日ちょっと出てきた

ピカソとゴッホの違いを、改めて書きたいと思う。


美術に詳しくない人も

2人の名前を聞いたことがあるだろう。

それぞれ有名作として…

ピカソ:ゲルニカ、アヴィニョンの娘たち

ゴッホ:ひまわり、星月夜

(それぞれの名前で検索かけて、画像を見て欲しい)


現代において、同じくらい有名で

”かっこいい”作品を残した才能ある二人。



しかし、2人には違いがあった。


まずゴッホのバックグラウンドを説明。


27歳で失恋の故、仕事が捗らずに退職。

その後、絵を描き始める。

弟から支援を受け

精神に異常をきたしながら描いていたり

一時期ルームシェアしていた友人が家から出た時には

自分の耳を引きちぎったり。

そして37歳に銃で自殺しました。


”わずか10年で2000点を描いた”

と言うことにもなります。

しかし、当時1点しか売れず

貧乏のままの死。

人々に認めてもらう気もなく描いていた。


その努力と才能のおかげか、死後になってやっと

ゴッホの絵は評価されて、有名になったそうです。



次にピカソ。

ちなみにフルネームは

パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ


彼は小さい頃から絵の才能があり、91歳という長生きをした人です。

1万3500点の絵

10万点の版画

3万4000点の挿絵

300点の彫刻と陶器

を制作し、最も多作な美術家としてギネスに載っています。


ゴッホとの大きな違いとして

ピカソは芸術家でありながら

ビジネスマンでもありました。

マーケティング力が凄まじかった。


具体的に

・画廊が欲しがる絵柄で描いたり

・人を雇って

「ピカソの絵はありますか?」と画廊を回らせて

名を広めたり

・画商を集めて、自分の作品の背景や意味を説明したり

といった活動を行っていました。


そのおかげで【ピカソ】という名が

価値を上げていきました。


ある時、ピカソは

30秒で描いた絵を100万円で売りました。

それに対しての一言▽

「この絵は30秒で書かれたものではありません。

40年と30秒で書いたものです。」

作品ではなく

【ピカソ】という人物の名や築き上げてきたスキルに

価値を付けた。

そしてそれを自分で行なっていたのが彼。



ということで

○単純に【作品】としての価値が

死後に評価されたゴッホ。


○【ピカソという名や彼の人生】の価値を

自ら見る人に理解させ、評価されたピカソ。



普段の生活においても

”かっこいい”と思っているのは

何に対してなんだろうね。


読んでいただき、ありがとうございます🕊 みなさんの ▷スキ ▷コメント が励みになっています。 その他SNS も https://lit.link/oekakitanosii よろしくお願いいたします!