素直って何いいいい
「素直が一番大切。」
新社会人1年目の心得として5歳さんが語るそれは、今日上司に言われたこととも、去年大学を卒業して社会人をやっている大学の先輩にされたアドバイスとも、全く同じだった。
これを言われるってことは、今の私は素直じゃない部分が目立つのだろう。
自分では素直さが売りだと思っていたから、それが足りないと言われると、堪えるものがある。
そんな、私は素直なはずなのになんて思い込みも、5歳さんが言う「プライド」なのかもしれない。
一度殻に閉じこもると、全部自分を傷つける言葉に聞こえるし、態度も悪くなって、相手からの印象も最悪。
何もいいことがないとわかっていながらも、些細な言葉が全部心に突き刺さるから、自分を守らずにはいられない。
そんな負のループに入ってしまう。
上の5歳さんの記事は、素直になるための説明書みたいだった。だって、素直さの塊な人が書いているんだもん。
それでも、これだけ素直について知っているということは、生まれつき得意なわけでも、自然と苦労せずにできるわけでもなく、きちんとわかっていて、頑張ってその素直さを手に入れたのだろう。
私は、自分を特別だなんて思っていないけれど、それでも少し人と違った経歴がプライドになっていたり、もともとコンプレックスまみれだから少しの衝撃でそれが表に出てきていたりするんだと思う。
そんな、素直じゃない自分も、なんとなく見えている。
そして、素直じゃないと怒ってくれる人。素直になる方法を私の気持ちになって教えてくれる人。適度に頑張れと言いながら電話を切ってくれる人。そんな人に囲まれている。
それなら、「あれ、変わったね。」そんな風にびっくりされるくらい、自分の性格を変えることは、できると思う。もともと不得意なら、頭で理解して、それが実際にできるまで練習するしかない。
...こんなことが言えるくらいに回復したのは、やっぱり周りの人たちのおかげで、そんな人たちがいなかったらどんどん負のループにはまっていったと思う。
だから偉そうに人に頑張れなんて、言えなくて。
考えて、いろんな問題を解決したいと思っていたけれど、やっぱり自分ごとになると視野が狭まってしまうことに気付かされた。
私のことを一番知っているのは私だけれど、私のことが一番見えていないのも、私なのかもしれない。
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