わかってるけどは、わかってない。
あなたも忙しいのはわかってるけど。
わたしのためなのはわかってるけど。
やらなきゃいけないのはわかってるけど。
「わかってるけど」のあとに続くのは、自分の言い分だ。
最近のわたしは、この「わかってるけど」をよく使っていた。
でも、わたしの「わかっているけど」は自分を守るための建前でしかなかった。
わかっているけどというのは、あなたはこう言うんでしょう?と反論を先回りできる、便利な言葉なのだ。
だから、自分の言い分を通すための飾りでしかなく、本当にわかっているかは別問題。
わかっているけどは、わかっていないのだ。
「相手をもっと信頼しろ」とアドバイスされて、それに気が付いた。
たとえば、「わたしのためなのはわかってるけど」は、相手の優しさを信頼し、結果的に本当に自分のためになると相手の能力を信頼していれば、出てこない言葉なはず。
わかってるけどが重なると、自分の希望が叶っていないことばかりに目がいって、悲劇のヒロインになってしまう。
わかったフリをして逃げるのではなく、本当にわかるための努力をしたら、少しハッピーエンドに近づくかも。
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