【教員志望者必見】 教員という生き方 〜教育現場のリアルと、やりたいことの見つけ方〜【ことばのじかん。#3】
こんにちは!一般社団法人ことば 広報インターンの佐可野瞬大です🌻
いつもご覧いただきありがとうございます!
今月も「ことばのじかん。」を通して、さまざまな生き方を紹介していきます!
★ことばのじかん。とは?
毎月1人ずつゲストが登場し、ゲストのお仕事や生き方に焦点を当てて深堀していく企画です。
生き方の多様さを知ることで、今後の人生の生き方について考えてもらいたい。そんな願いが込められています。
お話の模様は、YouTubeのnoteの2つの媒体で公開予定です!(どちらも同じ内容になります。)
◯YouTube版はこちら↓
https://youtu.be/RyJIpvAmOvU
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vol.3のゲストは?
今回のゲストは、
林 裕行(はやし ひろゆき)さん
2014年から、公立高校の教員として社会科を担当されています。
ことば設立のきっかけとなった「僕らの夏休みProject」のOBであり、僕と遊んでくれていた大学生の1人です!
小学生の時から親しみを込めて、「とむさん」と呼ばせてもらっています。
今回は、僕ととむさんの関係性をそのままお伝えしたいと思います!
私たちが小さい頃から身近だった「教師」という職業。実際はどんなことするのか?休みってどうなってるのか?どういう思いを持って仕事をしているのか。早速見ていきましょう!🔥
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「どんなお仕事をしているの?」
佐可野
まず初めに、とむさんのお仕事について教えてください!
とむさん
今は公立高校の教員をしています。担当している教科は、高校なので地理・歴史・公民と別れているんですが、小中学校で言う「社会科」を教えています。
また、1年生の担任をしていたり、学校の中では進路指導も担当しています。
佐可野
ちなみに、先生になろうと思ったきっかけは何ですか?
とむさん
小学校の時に、担任の先生が「宿題を作ってくるという宿題」を出してくれた事があって。それがすごく自分の印象に残っていて、宿題を通して「人のために問題を作る楽しさ」を知ってから、先生という職業をぼんやり目指すようになりました。
高校生になっても教員になりたいという思いは持っていて。社会とかがすごく好きだったので、社会科を楽しく教えられる先生になりたいと思ったので、社会科を教えられる高校の先生を選びました!
佐可野
社会科が苦手な子に対してどの様に教えているんですか?
とむさん
社会科は暗記科目って捉えられがちなので、そうではなく自分の生活と結びついているよというところが伝わるよう意識して教えています。
佐可野
そんなふうに教えてくれる先生がいたら、僕の地理のテストとかもっと点数高かったんじゃないかなって思います(笑)
社会科の勉強で悩んでいる子みんなに、今の言葉が届いて欲しいですね!
◯林先生のオンライン社会の授業風景↓
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「教員になるまでの流れは?」
佐可野
どの様な流れで教員になるんですか?
とむさん
①教員免許が取れる大学へ進学する
まずは、教員免許が取れる大学に進むこと。そして大学で教員になるために必要な授業を全て履修すると、卒業と同時に教員免許がもらえます。これが1番大事!!
②教員採用試験を受ける
公立高校は毎年6月頃から教員採用試験が始まります。
受ける地域によって変わるけれどこんなな感じかな。
1次試験:筆記
2次試験:面接、模擬授業
※筆記試験は「一般教養」と「教職教養(教員になるために必要なルールや法律)」の2種類 +「専門科目」
教科の勉強に関しては、大学入試センター試験を久しぶりに解き直してたかな!
佐可野
なるほど・・・自分がなりたい教科の勉強だけではなくて、5教科バランスよくできないといけないんですね!
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「教員をしていて大変なことは?」
佐可野
教員をしていて大変なことはどんなところですか?
とむさん
大変なことはいろいろあるけど、子どもたちの興味・関心を知ること、生徒に身につけてもらうための授業設計をするのがとても楽しくもあり大変です。。。
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「教員の休日事情って・・・?」
佐可野
先生によっては、部活動の顧問されている方もいると思うんですが、お休みとかってあるんですか・・・?
とむさん
僕は教員になって最初の2年間は、サッカー部の顧問をしていて。土日も1日中練習や試合だったので40連勤とかしてました(笑)
都道府県とか学校にもよるかなと思うんだけど、部活とかで休日出勤した時は多少の手当は出ます!
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「教員に向いている人はどんな人?」
佐可野
教員に向いている人の特徴を教えてください!
とむさん
どんなに良い先生って言われる人でもどの生徒にも対応できる人はいなくて。だからこそ色々なタイプの先生がいていいという前提があるんだけど、僕が向いているなって思うのは、「自分の経験にこだわりすぎない人」かな。
自分は今までこういう授業を受けてきたからとか、今までこれが成功したからこれが正しい!と思わずに、社会の変化とか目の前の子どもの状態を見て、柔軟に対応できる先生が向いてるかなと思います!
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「進路指導担当の先生ってどんなことするの?」
佐可野
進路指導担当の先生が具体的にどういうことをしているのか教えてください!
とむさん
学校によってさまざまだけど、僕が勤めているところでは
①進学希望の生徒へ大学情報の提供
②大学関係者への講演会の交渉
※卒業生への交渉なども行う!
この2つを主にやっています。自分が通っている大学、学部ではこういうことしているよっていうのを生徒に伝えることで、将来目指す進路はどんなものがあるのかを知ってもらう機会を提供しています。
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「好きなことを仕事にするべきか、趣味で留めておくべきかどっちがいいの?」
佐可野
将来を考える上で、好きなことを仕事にするべきか否かとても悩むポイントだと思うんですけど、とむさんはどう思いますか?
とむさん
好きなもののジャンルやレベルにもよるとは思うけど、個人的には好きなことを仕事の一部に取り込めたなと思っていて。
旅行が好きなので、テスト問題を作るときにゆかりのある場所へ実際に行ったりもします。そこで得た知識などから問題を作ったりしているので、趣味の旅行と仕事のしての授業などそこは両立できているかな。
もう一つ好きなものが「打ち上げ花火」で。一時期は花火師になりたいと思っていた時期もあったな(笑)
でもとりあえず教員になってみて、それでも捨てきれなかったらそっちをやろうっていうスタンスで仕事をしています!
佐可野
答えとしては、優先順位をつけつつ、いろんなことにチャレンジした上で、本当にやりたいと思ったことをやるということなんですね!
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「やりたいことの優先順位ってどうやってつけたらいいの?」
佐可野
僕は好奇心旺盛な方で、やりたい事が多すぎて何をやりたいかわからなくなる事があって。優先順位ってどうやって決めたら良いんでしょうか?
とむさん
とりあえず、一個に絞るっていうのもありだね。
具体的な就職先とかだったら、興味あるところは手当たり次第受けてもいいと思う。全部受かるとも限らないからね。全部受かっちゃったらその時はその時に考えればいいから、残ったものが自分の運命の出会いだと思うな。
自分自身の教員採用試験も時も実は、公立3箇所受けてて。全部受かったらどうしようと思っていたけど、結局1箇所しか受からなかった。でもこれが自分の運命の場所なんだなって思って実際に働いてみてこれでよかったなって思うから、
まずはいろいろ受けてみて手元に残ったものを大切にしてみるのがいいと思う!
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「進路に悩んでいる高校生とどう向き合っているの?」
佐可野
進路に悩む高校生にどういうふうにアドバイスしますか?
とむさん
無理矢理やりたいことって見つけられないと思うので、
「絶対にやりたくないことは何か」をまず聞くかな。
佐可野
なるほど!逆説的に考えていくパターンですね。これは高校生だけでなく、大学生も使えるやり方ですね!考えたことなかったなぁ〜
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「記事を読んでいる方へメッセージ!」
とむさん
学校の先生はもちろん大変なこともあるけど、自分で考えて試す事ができるクリエイティブな職業だと思うのね。自分が好きな事ができる幅が大きい職業なので、迷っている人もぜひ目指して欲しいなと思います。
そして今教員を目指している人へ。
学生時代に「同じ教員を目指す友達」と「違う進路を選ぶ友達」をたくさん作っておいてください!
周りの友人が教員志望の人ばかりだと見える世界が狭くなってしまうので、違う進路に進む友達が身近にいると、いろんな刺激がもらえると思います!
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ことばのじかん。第3回目はいかがだったでしょうか?
今回の取材を通して教員の凄さを改めて実感したし、「個々をみる」という視点や悩みを持った生徒へ接し方などは、卒業研究で高校生と関わる時にも役立つなと感じました。
さて次回はどんな人のどんな生き方に出会えるのでしょうか?お楽しみに!!🌻
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