簡単に「終わっている」という人へ。~オワコン~
こんにちは、ことばです( *´艸`)
あなたはオワコンって言葉、聞いたことがありますか?
ぼくはこの言葉、とても好きではありません。
オワコンに限らず「勝手な主観で、あるコンテンツや
物事にケチをつける」日本のひとの、精神性というか
そういった風潮がとても、と~ってもイヤです。
だって、どれだけ傷つくか、分かりますか?
自分が好きなものを、他人がロクに知ろうともせずに
「○○なんてもうオワコンだしww」なんて言われたら
あなたはどう思いますか?
今回は「オワコン」という言葉について、その説明と
「ことば」がいかに、この「言葉」が好きではないか
そして、この言葉を使う事で生じるデメリットを
(メリットなんてありませんっ!)
お話できればいいなと思います。
よろしくお願い致します( *´艸`)
【オワコンとは】
「オワコン」は、比較的最近に世間に定着した言葉です。
語源としては、今から10年程前に流行ったアニメの
ブームが過ぎた頃、
2chのアニメの関連のスレッドで
「○○はもう終わったコンテンツ」みたいな書き込みがあり
「終わったコンテンツ」=「オワコン」という言葉が
そのまま、色々な方面で使われ出して、定着したという
背景があるようです。
「オワコン」は、比較的最近の言葉ですが
「おなじようなもの」は昔からありました。
テレビ番組で「あの人は今」という番組が、
あったのを、ご存知でしょうか。
一時代を築いた芸能人に、スポットを当てて
ご本人から「あの頃は、どれくらい稼いでいたか」とか
それと対比して「今はどのような生活をされているか」
を、お話をするような番組です。
子供の頃は、特になんとも思いませんでしたが
今考えると、この番組に出演されていた方って
色々思う所があったんじゃないかな・・と思います。
ひと昔前は、テレビの露出=タレントとして
売れているか、どうかみたいな価値観でした。
「あの人は今」に取り上げられる人というのは
「オワコンですよ」って、はっきりと
言われているような感覚じゃなかったのかなと
思います。
「あの人は今」というタイトルセンスは
他人の興味を引く、秀逸なものですが
この企画を見て「何を楽しむか」と言えば
「人の、絶頂期と現在との落差を見て楽しむ」ような
ものであるので、やっぱりぼくは好きではありません。
好きじゃないもので自分を語るのは
好きじゃないのですが、あとひとつ・・
「情報番組」全般も、好んで見ていません(;^ω^)
情報番組で取り扱う話題の9割が
「他人の何らかの不幸」ですよね。
それに対して、偏向的な価値観を乗っけて
お話する、一部のコメンテーターの方、
攻撃的、断定的な物言いをする方・・。
「これを見る、当事者は、どんな気持ちなのかな」
って考えたら「情報番組」に価値を
見出せなくなりました。
(お好きな方、ごめんなさい)
物事を「評価せず、ただひたすら肯定する」番組が
あればいいのになって思います。
・・視聴率取れないんですよね、分かります(;^ω^)
【オワコンを使うデメリット】
次に、コンテンツに対して安易に「オワコン」と
仰る方に、どのようなデメリットが発生するかを
考えてみます。
①「視野の狭さ」を、周囲に吹聴するのと同じ
②自分を含め、誰も得をしないアピール
③「マウントを取りたがる精神性」の発露
頻繁に「オワコン」のターゲットにされるのって
今で言うと「テレビ」かなって思います。
検索したら「テレビはオワコン?」みたいな記事が
山ほど出てきます(;^ω^)
これは、大衆の情報源が、ネットメディアに
移行しつつあること
動画サイトなどで、成功者がこぞって「テレビ」を
不要なものとして、切り捨てていることなどが
要因の一つであると思います。
ですが「○○さんがテレビは不要って言ってたから
テレビはオワコン!」なんて、自分で考えずに
思っているのだとしたら、そこは改善するべきです。
テレビは、確かに情報を能動的に仕入れるのには
不向きですが、「特定のコンテンツの情報を
仕入れたい」という時は、
ネットではまだ難しい「専門的な映像と編集力」の
番組を、追いかける事が出来ます。
映像の力って、やっぱり説得力があります。
動画サイトで個人が発信されている情報は、
有用なものも多いですが、量も質もピンキリです。
「専門性のある希少な映像」を、情報として
欲しい場合は、テレビの力って、
やはりとても大きいのかなって思います。
とある有名なブロガーさんも、情報収集源に
テレビを挙げておられました。
テレビの専門的な番組から得た情報を元に、
記事を書くこともあるそうです。
ネットの情報も、まだまだテレビ番組の後追い
だったりすることもありますし、影響力でいえば
依然、それほど変わらないのではないかなと
思っています。
こんな風に、特に知識のないぼくでも、
テレビを「オワコン」と括るには、早計かなと
思って頂けるような、文章を書くことが出来ます。
これは、どんなコンテンツに対してもそうです。
「オワコン」という言葉を好んで使う人は、
「物事を一面的にしか見れない、視野の狭い人」
だと、意図せず、思われてしまうかも知れません💦
そもそも「○○はオワコン」って発信することに
メリットなんてあるのでしょうか?
ブログの記事のタイトルで「○○は、もうオワコン!?」
みたいなものは、集客を狙ってのものだと分かりますが
「○○って、もうオワコンだよね」などと、会話の中で
使う人と、長く付き合いたいかなあと思うと
ちょっぴり疑問です(;^ω^)
また「特定の何かを否定することで、相対的に
自分の価値が上がったように感じる」
マウントをとるために、対象を落とすような人も
いらっしゃるかも知れません。
自分の価値は、自分が行動して初めて
高めることが出来るものです。
他人や、他人が創作したコンテンツを評価するばかり
では「自分の価値」を相手に理解してもらう事は
難しいのではないかなと考えています。
【ま と め】
今回は「オワコン」という言葉について
その意味と、デメリットをお話させて頂きました。
「オワコン」とは「終わっているコンテンツ」の略で
一時期話題になったもの、ブームになったコンテンツに
対して、時期を経て、使用される事が多い言葉です。
日本人は、言葉を省略するのが好きですよね(;^ω^)
キャッチーな響きになる反面、乱用され、本来の意図とは
違う使われ方になったり、不要に人を傷つける言葉に
なってしまったりと、良し悪しがあります。
クリエイターさんは「オワコン」という言葉を
嫌いな方が多いという印象を持っています。
本当に、コンテンツの幕を引くのは、外野ではなく
苦労して生み出した製作者であればいいなあ
と思います。
「オワコン」の意味が「コンテンツが終わって悲しい」
という意味に、いつか変わればいいなあと思う
ことばでした( *´艸`)
読んで下さって、ありがとうございました。