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レプリコンワクチン製造元が提訴〜入店拒否の怒られない文言を考える
医療従事者でも研究者でもないど素人である私個人が、ワクチンに関してその安全性や危険性をここで主張することはありません。
レプリコンワクチン 「コスタイベ」の製造元であるMeiji Seikaファルマが、批判を繰り返す団体を名誉毀損で提訴することになりました。
明治HD系、反ワクチン団体を提訴へ 名誉毀損で
コスタイベを導入した医療機関に対して誹謗(ひぼう)中傷や脅迫が寄せられている
モノには「言い方」というのがあります。危険性を不安視し、反対する気持ちはわかりますが、医療機関に対しての誹謗中傷はよくありませんね。今回は、「批判を繰り返す団体」を提訴するとのこと。今のところは、相手は団体であり、個人ではありません。
提訴となれば、製造元・反ワクチン側双方の主張を、全部テーブルの上に乗せて比較することとなります。安全だとするなら、その安全性や、批判には科学的根拠がないことが、裁判を通じて明らかになることを願っています。そして、Meiji Seikaファルマ、あるいは国から、不安になっている人々へのメッセージがあることも願っています。
さて、今のところ提訴される団体は明確になってはいませんが、「新型コロナウイルス感染症予防接種に導入されるレプリコンワクチンへの懸念 自分と周りの人々のために」と題する緊急声明を発表した一般社団法人日本看護倫理学会には、Meiji Seikaファルマからなんらかの要請書が送付されています。それを受けて、『建設的な対話を通じた対応策』を日本看護倫理学会の理事会が審議中です。
参照:日本看護倫理学会 「緊急声明に関するご報告」
https://www.jnea.net/wp-content/uploads/attention_2.pdf
レプリコンワクチンの安全性を否定するデータや根拠とされるものはいくつかあるようですが、レプリコンワクチン接種者の入店拒否などを表明されている施設では、この日本看護倫理学会により2024年8月に発表された緊急声明をもとにしていることが多いようです。
入店拒否をするのは、経営判断の1つですから、外野から否定されるべきものではありませんが、面倒を避けるためにも文言は再度確認しておくほうが賢明といえるでしょう。
なお、自社サイトであれば、よほどでなければ問題はないでしょうが、ポータルサイトであれば表現に規制が入る可能性も考えられます。
日本看護倫理学会のロゴ使用について
日本看護倫理学会のロゴの無断使用はお控えください。
日本看護倫理学会から、学会の許可なくロゴを使用している場合には、ロゴを削除しましょう。
参照:日本看護倫理学会 「緊急声明に関する注意喚起とロゴの無断使用について」
https://www.jnea.net/wp-content/uploads/attention_1.pdf
内容の改変について
日本看護倫理学会では、 ”学会の意図と異なる形で声明の内容が改変”(引用:日本看護倫理学会 「緊急声明に関するご報告」) されていることを認めています。また ”改変された内容が誤解を生む 可能性”(引用:日本看護倫理学会 緊急声明に関する注意喚起とロゴの無断使用について」) も懸念しています。
声明内容を改変していないか、再確認する必要があります。
1. レプリコンワクチンが開発国や先行治験国で認可されていないという問題
海外で未認可であるということは何らかの安全上の懸念があるのではないかと疑わざるを得ません。
「安全上の懸念がある」あるいは「安全上問題がある」「危険である」といった断定的表現は、なされていません。
2. シェディングの問題
レプリコンワクチン自体 が接種者から非接種者に感染(シェディング)するのではないかとの懸念があります(Seneff & Nigh, 2021)。
”現在までに当該レプリコンワクチ ンにおけるシェディングに関する臨床研究は皆無(岸田, 2024; 厚生労働省, 2024)”であることを指摘していますが、シェディングするものと断言しているわけではありません。
ですから、「非接種者に伝播(シェディング)すると言われている」と断言するのも、推奨できる表現ではありません。
入店拒否の文例を考えてみる
上記を踏まえて、入店拒否をする場合の文例を考えてみます。
ポイントは
・入店拒否の理由は、現時点で安全性が確認できていないため
・入店拒否の解除予定に関しても記載する
当店をご利用のお客様へ
いつもご利用いただき、誠にありがとうございます。
レプリコンワクチン(製品名:コスタイベ筋注)の接種開始に伴い、当店では以下の方針を取らせていただきます:
レプリコンワクチンを接種された方の当店へのご来店および施術をお断りさせていただきます。
この決定は、レプリコンワクチンの安全性に関する現時点での不確実性を考慮し、お客様とスタッフの安全を最優先に考えた結果です。
ワクチンの安全性が確認され次第、この方針を見直し、解除する予定です。
皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
なお、この方針は状況の変化に応じて随時更新いたします。最新の情報は当店のウェブサイトでご確認ください。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
入店拒否に関しても、賛否両論あるかと思います。自分や家族を守るためには必要な決断かもしれませんが、自分の価値判断で他人を排除・拒絶することには、大きな責任や犠牲も伴います。
私がオーナーであれば、入店拒否は行わず、可能な限りの自衛をするか、店のやり方を変えるか、店を閉めます。
なお、クリニックなどでも、対応が様々です。その中でも、素晴らしいと思ったのがこちら↓
レプリコンワクチンの安全性や副作用について、多くの論文を参照しわかりやすく説明しています。ただ、ここの医院で使用するのは、レプリコンワクチン(コスタイベ)ではなく、ファーザー製のもの。その理由は、
レプリコンワクチンを採用していない最も大きな理由は「1バイアル16人分で非常に取り回しが扱いにくい」点
非常に原価が高いレプリコンワクチンは、1バイアル(1瓶)で16人分。一説によると、11人に接種しないと赤字だそうです。
また、”データの蓄積に関しては従来打たれているワクチンに軍配があがる”のも、理由としてあげています。
こちらの医院の説明とレプリコンワクチンを使わない言い訳は、お見事です。ファイザー製も賛否両論ありますが、ソレとコレとはまた別の話です。
最後に、話題の本のこと。Amazonで買えば、10月11日は届きます。価格は1,760円。
Amazonの中古本やメルカリなどで2,000円以上だして買うのはただのおバカさんです。中古本で利鞘を得ようと考えているのであれば、多少下げても早めに売却するほうが賢いかもしれません。
***追記***
Meiji Seikaファルマ が「日本看護倫理学会の声明文に対する当社の見解」を10月9日に発表しました。
https://www.meiji-seika-pharma.co.jp/pdf/notice/notice_01.pdf
今回法的措置をとるのは、mRNAワクチン中止を求める国民連合 代表の後藤均氏、副代表の村上康文氏及び我那覇真子氏、日本看護倫理学会理事長の前田樹海氏であることがわかりました。