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「断続的な値上げラッシュ再燃の見通し」という日本語への違和感

帝国データバンクによると、「来春にかけて断続的な値上げラッシュが再燃する見通し」とのこと。

断続的な 値上げラッシュ 再燃

不思議な日本語である。

私の日本語能力も信用ならないので、コトバンクで、それぞれの意味を再確認。

だんぞく‐てき【断続的】
[形動]途切れたり続いたりするさま。「朝から断続的に雨が降る」

ラッシュ(rush)
突進すること。突撃すること。特に、ボクシングで、猛然と攻撃すること。「試合の後半でラッシュする」
物事が一時にどっと集中すること。「帰省ラッシュ」「出産ラッシュ」
ラッシュアワー」の略。
映画で、撮影結果を見るために焼き付けた未編集のポジフィルムラッシュプリント

コトバンク デジタル大辞泉

さい‐ねん【再燃】
消えた火が再び燃えだすこと。
衰えていた物事勢いを盛り返すこと。「ブームが再燃する」
解決したと思われていた物事が再び問題になること。「後継者争いが再燃する」
治まっていた病状症状が再び悪化すること。「局所再燃前立腺癌」→緩解

コトバンク デジタル大辞泉

断続的な 値上げラッシュ 再燃 の 見通し

つまり、途切れたり続いたりしながら、集中的な値上げが、再び勢いを盛り返す、見通しらしい。

私の記憶では、この数年で、値上げの勢いが「鎮火」と言えるほど収まったことはないし、「断」というほど途切れたこともない。

平ったくいったら、「来年も値上げが加速」とか、「値上げが継続し一段と広範囲に及ぶ」とか、もっと普通の日本語でいいような気がしてならない。

日本語は難しい。


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