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33.04 複素平面(基本演習)

前回までの内容が複素平面の基礎となります。今回はそれを踏まえ、理解を深めるために問題を考えてもらいます。


解けなかったとしても考えることで理解が深まります。数学の利点はいつでもどこでも考えられるところです。電車の中、トイレの中、歩きながらでも考えられます。


基本演習

1⃣ 2つの複素数$${\alpha, \: \beta}$$が複素平面上に与えられているとき,次の複素数を同一の複素平面上に図示せよ.
(1) $${-\alpha}$$  (2) $${\alpha+\beta}$$  (3) $${\alpha-\beta}$$  (4) $${\beta-\alpha}$$


2⃣ 次の計算をせよ.
(1)  $${2(\cos\dfrac{\:5\pi\:}{12}+i\sin\dfrac{\:5\pi\:}{12})(\cos\dfrac{\:\pi\:}{12}+i\sin\dfrac{\:\pi\:}{12})}$$


(2)  $${\dfrac{\:\sqrt{3}(\cos\dfrac{\:11\pi\:}{18}+i\sin\dfrac{\:11\pi\:}{18})}{2(\cos\dfrac{\:5\pi\:}{18}+i\sin\dfrac{\:5\pi\:}{18})}}$$


3⃣ $${z=\cos\dfrac{\:\pi\:}{5}+i\sin\dfrac{\:\pi\:}{5}}$$のとき,次を満たす角$${\theta}$$の値を求めよ.
ただし,$${0\leqq \theta<2\pi}$$とする.
(1)  点$${iz}$$は点$${\bar{z}}$$を原点を中心に$${\theta}$$だけ回転させたものである.

(2)  点$${-z}$$は点$${z^2}$$を原点を中心に$${\theta}$$だけ回転させたものである.


4⃣ 点$${\sqrt{3}+i}$$を次の角だけ原点を中心に回転させたときの点を求めよ.
(1)  $${\dfrac{\:\pi\:}{3}}$$     (2)  $${-\dfrac{\:5\pi\:}{6}}$$     (3)  $${\dfrac{\:4\pi\:}{3}}$$


5⃣ $${\alpha=2+3i}$$とする.原点Oを直角の頂点とする直角二等辺三角形の頂点の1つが点$${\alpha}$$であるとき,第3の頂点を表す複素数を求めよ.


6⃣ 複素平面上に原点を中心とする円に内接する正三角形があり,その頂点の1つが$${1+2i}$$である.このとき,他の2頂点を表す複素数を求めよ.







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