XI[sai]と思い出
わたしが初めて触れたテレビゲーム機は
PlayStationだった。
恐らく小学生に上がる前には遊んでいた。
数多くのソフトがあったのにも関わらず
わたしが遊んでいたのはXI[sai]。
このゲームは悪魔のキャラクター「アクイ(AQUI)」を操作し、ステージ上に次々と現れるサイコロを操って消していくアクションパズルゲームである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小さい頃はもちろん「XI」だけでは
なんと読むのか全く分からず
バッテンがあったなぁ。
その横に棒が?みたいな記憶しかない。
このゲームの記憶をわたしは
頭の片隅にありつつも
周りの年代的にあまり初代PlayStationを
遊んでいる人も少なく
長らく思い出すことはなかった。
しかしあることをきっかけに
片隅の記憶を呼び起こすことになった。
あのゲームを知りたい!
サイコロの上で小人さんが転がってるやつ!
と調べたことを覚えている。
まさか小人ではなく悪魔だったなんてという
衝撃も同じく忘れられない。
ここまでゲーム自体の記憶について
話してきたが
なぜこのゲームを
そんなに覚えているのかについて話したい。
わたしの父がまず単身赴任であったことが
大きいと思う。
小学5年生の時
父が遠方に行くことが決まり大泣きし
空港でもガラス越しに
涙が止まらなかったのを覚えている。
そんな父とよく遊んでいたゲームがXI[sai]。
わたしはその後、
任天堂のDSやらWiiも手に入れるのだが
父と対戦して遊んだ記憶はない。
同じソフトをプレイしたことはあったが。
父は賢いし何よりゲームが得意だったから
わたしの記憶が間違っていなければ
一度もXI[sai]で勝てたことはない。
テレビの電源をつけ
PlayStationにディスクが
入っているのを確認し
父に嬉々として
コントローラを渡していた記憶。
noteに好きなゲームを綴るつもりが
いつの間にか父との思い出話に
なってしまっていた。
綴ることで思い出せることや
理由が明らかになるのは楽しい。
実家に帰ったら
父とゲームをしよう。
そう思えた。
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