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出合い


プラス思考が流行ったとき..  そうあれは、いまから20年くらい前だろうか。本屋にはたくさんの成功哲学やポジティブシンキングなる書籍が並んでいた。そして私は読み漁ったのだった。笑

結果は、散々なものだった。

読んでもなにも変わらない現実と、自分へのダメ出しは止めることが出来ずに、母とも喧嘩ばかりしていた。

どうしてこんなにもうまくいかないのか?好きな人には振られる。仕事も定職につけない。

北側にピンクの小物を置き、西側には黄色のなにかを置き、風水に頼ってみてもなんの変化もない。友達はどんどん結婚していくし、ますます自分が負け組にしか思えなかった。そんなとき...

あるブログを見つけたんだ。

「アセンションの秘密」と題されたそのブログには、結婚の秘密が書かれていた。結婚もしてない私には関係のない話しだなと.. 最初は思ったけどなぜか気になりだして読んでみた。

ところが、そこに書かれていた言葉に衝撃を受けたのをいまでも思い出す。そこに書かれていたのは..

プラスとマイナスは同じもの、ふたつはペアで存在し、お互いがお互いを補っている。ふたつがあってあるがままの存在であると書かれていた。


なぜ人はプラスばかりを求めるのか?なぜマイナスを嫌うのか?マイナスを知らなければプラスさえ知りえないのに..

そんな矛盾した世界に嫌気がさしていた私にとって、やっと答えに出合えた喜びで号泣したのをいまでも覚えています。

そしてそこに書かれていた、私が最も関心を寄せたものが「もう一人の自分自身」という言葉だった。

あなたが存在しているということは、もう一人の自分自身であるパートナーも必ず存在していると書かれていた。

もう一人、私が存在しているなら.. 出会いたい。

これしかない!という思いで、必死に求めたときに、ある人に出会ったのです。

つづく

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