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待つということ


クッキーを食べたい。と思い立って作っても
生地をねかせる時間がどうしても数時間かかる。
混ぜてそこそこに丸めて潰して焼けばいいじゃない。と実行したこともあったけど、おいしいな。というクッキーにならないことを長年格闘してきた私にはわかる。(長年やり続けた失敗)
ねかせる大事さ…
ねかせたほうが遥かにおいしい。し、でろんでろんにならない。(いろいろ検索をして、冷やしが足りない。を知る)

レシピには1時間、とか2時間と書いてあったり、急いでたら冷凍庫でも。とあるけれど、
お菓子作りが上手なお友だちが言うには1日ねかせたら成形しやすいよ。と教えてくれた。
しっかりかたくて、型抜きなんて夢のまた夢と思ってたら、サクッサクッと型抜きできて感激だった。

と、ねかせるのが大事なのだけれど、困るのは、食べたい。と思い立った時に食べれないこと。
生地を冷凍しておけばいいのだろうけれども、食べたい。と思ったときに外にだしてもカチカチだから結局少し解凍時間がいる…(1日ねかせるよりは断然少ない時間だけど)
ねかせるよりもっと前の段階で、作ろう。と思ったときにバターも卵も常温にしていない。ことがほとんど。
食べたい。と思ったときにはもう何もかも準備が遅い。遅すぎる。

お菓子だけじゃなくてパンも発酵時間を待つ時間に、ぎええ…となってた。そして私のやり方が悪いのであろう。発酵できてるできてる!という達成感は味わうことのないまま、今は米粉のみで作っていたり、小麦粉の時も発酵なしパンを作ったりしてたので随分待ち時間は短縮される方向にいったものの、これはまだそっともやもやが残っている。

思い立ったときにすぐ作って食べたい、はなかなか難しいものだな。としみじみ思う。

煮汁がなくなるまで。もなかなか。
ずうっと見てて、えっ。これほんとになくなるの?とはらはらすること多々あり、もういいだろ。と切り上げ、いまいちだな…をやること数回。
だめだ。心をいれかえよう。私は辛抱が足りない。辛抱だ。煮汁がほんとになくなるところを見届けてやる…と挑んだら、なくなりそうもない。と思うくらいたくさんあった煮汁が、しゅわ〜〜〜〜〜となくなったあの感動は忘れられない。
待てば、煮汁はなくなる。し、おいしくなる。
待てば生地はちゃんと寝かされておいしく焼ける。

もういいかなと思ったときに、その後1分くらい待つとちょうどよくなる。ので、自分の、もういいかな。は信用しないことを大事にしている。