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福知山に新幹線駅を

先ごろ北陸新幹線敦賀駅の続きに京都経由で大阪駅につなぐ長いトンネルを作ると計画が決まった。

50年ほど前に全国に新幹線を巡らす計画ができたころ、敦賀から小浜を通って福知山を経由して、京都や大阪に出るコースが考えられていたらしい。


福知山と言うのは、本州の背骨を 一番低いところで超す地点であって、ここを経由すれば敦賀から京都までずっとトンネルにする必要はなく、雪囲いとしての冬の屋根は必要かもしれないが、景色の見える線路が引けるはず。

敦賀から京都までずっと地下鉄とはつまらなくないだろうか。せっかく裏日本の山野や村里の景色が楽しめるはずのところ、都心の地下鉄みたいな感じでは旅情がないなぁと思う。



この長いトンネルの欠点は途中に停車駅がないこと。
もしちょっと遠回りでも福知山に駅を作れば福知山からは、丹後海岸行きの電車もあるし、鳥取島根にも行けるJR山陰本線もある。旅の中継点として福知山は優れている。駅があればそこを拠点に行き先が増えるし、貨車も付けたら物流も増える。

敦賀から小浜そして京都府の天橋立あたりか兵庫県の豊岡あたりに駅を作ってそこから福知山まで新幹線。あとは在来線で京都へも尼崎経由の大阪行きにも特急がある。

工事費や維持費は全線トンネルより安くなるかもしれない。土地代は?

明治維新までは新潟の人口は江戸より多かった。裏日本は今でも学力が高いとか体格が良いとか東京や表日本に比べて悪くはない。敗戦まで農業は国民の90%以上が体験していてその中でも雪深いところほど米の生産量があり豊かだった。

今、農業をつぶそうとしてるから裏日本に新幹線をつけるのはもったいないなどと考えられているのかもしれないが、敗戦によって若い人が東京に運ばれていくまでは農業は国民の生活の基盤だった。
農業の魅力を知らない人たち、農業収入は少なく汚くつらい仕事と教え込まれて帰農できない人たちが考える新幹線計画は、日本中が地下鉄で人だけ運ぶことだと考えるのだろうな。

日本中が地下鉄なら、ついでに日本中の公務員宿舎をマンションにして、一次産業の家庭も雪かきしなくてよい近所付き合いしなくて良いマンションにしてほしいものだ。田舎に行くほど自治会費が高いとか高齢者の保険負担が多いとか、それは憲法違反ではないかな。

日本に食料がなくなった戦中戦後、レストランに入っても米がなく、素うどんにネギだけがやっと提供された、、そんな時代がまたくるかもしれない。

切り捨てられる裏日本が実は命のよりどころ。ここに新幹線を便利に使えるように敷設して置くことが長い目で見てお得じゃないのかな。
東京一極集中時代は今がピークで終わりの始まりと感じてるのは私だけかな?

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