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君は私のヒーロー

皆さん、お元気でしたか?

アメリカに行ってきました。
多様な人種、国、文化を持つARMYの皆さんがいらっしゃるからこそ、皆さんを代表して今回の行事に参加することができ、声を上げることができました。

ただ皆さんを代表してきた僕自身が、
まだ未熟なのではないかと思います。

今まで僕の未熟さのせいで心配をかけてしまい、
申し訳ありません。
これからは、皆さんが心配することがないように、
もっと成長した姿を見せれるように努力します。

いつでも会いたいです。アミ
2022.6.2 weverse JIMIN🌟


最近、何も言わずにいることが多くなりました。

何を言っても正しくない気がするし、
何を言っても伝わらない人はいるし、
何を言っても、1番伝えたい人には伝わるわけがないと、

そんなことばかり考えていたからです。
何も言わないでいることが正しいことのように思えたからです。


ここ数日、色んなことを考えて色んなことを感じました。

BTSの9年目の誕生日の直前。

渦中に、1番大切で大好きな人がいました。

見なくていいこと、探さなくていいことが、
容赦なく、受動的に、頭の中に踏み込んできて
私が考えても意味のないことなのに。

「心配」することなど、全く杞憂なことで、
そんなことを私の立場からしたところで、それは全くもって不必要なことで、失礼なことで、無礼なこと。


「すぐに何でもかんでも悲観的に捉えて、何かに意味をつなげて、"苦悩の中から這い上がる彼らの美しい物語"を作るのは良くないよ」

自分で言って、自分でこの言葉にたくさん苦しみました。

私が考えているのは全て妄想で、憶測で、
本当は全く違うかもしれないこと。
こちら側が勝手に想像して、君の思考を捻じ曲げて創造した。
逆に追い詰めてしまったのかもしれないと思った。


なのにどうしようもなく、君のことを守りたいと思いました。


全部わかっていて、そんな生き方ができるのは、
どうしてですか、ジミンさん。


私はどうしても、君のことを守りたかったです。
でも到底、寄り添うことはできないし、抱きしめることはできないし、大丈夫だと伝えることはできないし、
どうしようもなく無力で、情けなかったです。

そもそも必要ないかもしれないのに、そんなことを思いました。


だからこれは、別にジミンさんがそう思っているなんて
断言したいつもりはなくて、
ただここ数日で自分が考えたことを言いたいだけの勝手な文章です。

掘り返された過去に、だけど触れてこなかったものに、
見て見ぬ振りしていたものに、
触れてしまった、個人的な話なのです


「差別問題」についてホワイトハウスにて、対談

この一文が投下された途端、明らかに私のみている世界が多種多様な意見でごちゃまぜになりました。

ザワザワ、と私の中でも肥大化する感情がありました。

「差別問題」という広く大きな意味を持つ言葉に対して何かアクションを起こす時、
必ず過去の行動が批判の的になり矢面に立たされるのが自分の大事なひとであるという事実、
真偽がどうであれ、その構図からは抜け出せないのだなあ、と思いました。

好きという感情は、非常に自分勝手なものです。
好きになった側に、全責任があるものです。

勝手に好きになって、そのことにいつから傲慢になるんだろう。
「好きになってあげたのだから、私の好きなままの姿でいろ」
というのは、あまりにも、傲慢すぎないだろうか。

「FESTAもない」「全然盛り上がっていない」「カムバ前なのにファンの方を向いてくれない」「アーティストはファンの隣にいるべき」

彼らのいる方向を向いていないのは、手を引かれるばかりで自分の足で隣を歩こうとしていないのは
自分達ではと考えることはできないですか

怒りを向けるべくは本当にその個人でしょうか


まだアイドルでいる選択をし続けてくれる人たちがいる。
こんな自分勝手で溢れた世界で、まだ誰かのさまざまな感情の的になってくれる人たちがいる。

色んな国の、色んな立場の、いろんな考えや思考を持つ数えきれない人たちを、誰も傷つけずにいられる方法をずっと選択し続ける、
そんな努力をしてくれる人たちがいる。

そんなこと、もとより不可能じゃないか。

誰かが批判する裏で、誰かが喜び称賛する
誰かにとっては悪者で、誰かにとっては生きる希望みたいな人

そんな世界で、誰かだけの味方になることも許されず、誰かだけを特別にすることも憚られ、
自分から発した言葉がまるで総意のように扱われる。

君たちは個人なのに、
そこに背負うのは全世界からの注目と圧と、

「私の味方でいてほしい」という多様性のある祈りだ。

君たちの言葉は全て正しくて、優しくて、綺麗な形をしていなきゃいけない。


その"望まれた正解"に、自分の本来の思考を捻じ曲げて、寄せていかなきゃいけない。

それを人々は「成長」と呼んでしまうのです。

色んな経験や色んな世界や色んな考えに触れるたび、
学び、成長していく影で、
守らなきゃいけないものがたくさんたくさん増えてしまう。
守らなきゃいけないと思う心さえ優しく愛おしいことを、私たちは忘れてしまっていないだろうか。

そうして出来上がった望まれた正解に、
"本音"を求め始めて、探られ、踏み込まれ、綻びを叩き、嘘を探され、指をさされる。

「本当の姿」を漁り(あさり)続けられるアイドルという職業で、自分の「素直な言葉」でどこまで伝えられるかを求められて。

それが、どれだけ君の本質を
プラスにもマイナスにも変えてしまったんだろう。


君の話が聴きたい。
それが私にとってどれだけ不都合なことでも、
私は君のことを責めることはできないと思う。
それは君の意思だし、それでいい気がする。

もちろんそれでも、君がしなきゃいけないのは正しい選択なのかもしれないけれど、
君の心の中にある君だけの考えは、
誰にも責めることはできないと思います。

君の話が聞きたいし、君と一対一で対話がしたいです。

だけどそんなことは不可能だから、
君たちは誠実で嘘なく"ホンモノ"でいる努力をし続けてくれるんじゃないですか。

君の言葉が例えば私とは正反対であっても、私はそれが知りたいし、
そこから君を好きでい続けるかは、こちら側の選択で、意志で、こちらの責任なんです。

だから君たちも、好きでい続けるかどうか選択することができたらいいのに、
それが許されないような世界で生きている。

私たちは全然、フェアなんかじゃないのです。

でもそんな生き方を選んでいるのは自分自身だと君はきっと分かってる。


いつも、怖いと思うことがあります。

普段この世界で普遍的に生きている私たちにも
消えたくなった瞬間はなかったですか
もう全部やめたいと思ったことはないですか

私はあるよ。

こんなちっぽけな私にさえ、一丁前にそんなことがあるよ。

人は些細と思われることでも、膨大な感情を持ち合わせて、そんなことを簡単に思えてしまうんだよ。

あの人たちと私たちは、違うシステムを埋め込まれた種類の違う人間なんかじゃないんだよ

その恐ろしさと美しさを忘れてはいけない気がします。


ジミンさん、これは全て私の妄想で、だから全然違ったら、全然そんなことなかったら、本当にごめんね。

本当はずっと心配してました。
ずっとずっと元気でいてほしいと思ってました。

ホワイトハウス訪問の文字を見た時、
正直1番に、
「最近姿を現さない理由」に結びつけてしまいました。

ずっと何もできない無力を勝手に感じて、情けなくて、
でも情けないと思うことさえ烏滸がましくて、
君にとっての私は何者でもないことを思い知って、
それでも毎日、君が幸せでいてほしいと、守りたいと、思っていました。

僕自身が未熟だと思う、と、いつも、自分に矢を向けて、
もっと成長すると約束して、努力を惜しまないこと。

こんな怖い世界に「いつでも会いたい、アミ」と
残してくれること。

それが、努力そのものじゃないですか。
それが、君の強くて優しい愛じゃないですか。

ジミンさんが大好きです。
そのままのジミンさんが大好きです。
隠したいこころは隠したままで、見せてくれる部分だけが私にとっての君の全部です。

ジミンさんが優しいのは、全部わかってるからだよ。
全部わかってて、選択してくれるからだよ。

届かないと分かっていても伝えたい言葉があります。
それがいつかどこかで君を救ってくれれば、
そんなあり得ないことばかり考えて、君を守りたいと思います。

君は私のヒーロー。
本当に優しくてかっこいい。

ふにゃっと笑って、私に元気をくれる
本当は強くてブレない優しいひと。


自分を未熟だというジミンさんは
こんな未熟な世界のために努力を惜しまないでいてくれる、
こんな世界のために、いつだって味方でいてくれる。


だからせめて、

君たちに「望まれた言葉」が
できる限り、
君の気持ちと折り合いがついているように、

どうか君の本質の全てが、消え失せていませんように

どうか私たちのために生きてなどいないように

君は君のものだよ

そう思う

寄り添えない自分がせめて愛する人に届けたい祈り。


君がくれた手紙みたいな大切な言葉たちが、
きっと何度も言葉を選んで、少しでも多くの誰かに伝わるように、絞り出したあの言葉たちが、
その丁寧で綺麗な文章が、

誰にも上書きされることなく、濁されることなく
どうかできる限り多く、
真っ直ぐそのまま伝わりますように


いつだって会いたいです、ジミンさん


今日はジミンさんみたいな月でした


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