「四槓流れ」に発した真夏の動揺
先日、天鳳の三人麻雀(サンマ)を打っていたら、複数人で4回カンする「四槓流れ」という流局に出くわしました。なかなか珍しいな~と感じましたので、思わず画面を撮影しました。
▲「天鳳」サンマでの四槓流れの際のTwitter(2021年8月1日)
これまで「四槓流れ」は、四人麻雀でも殆ど経験したことがなく、ネットマージャンで出くわしたのは「まるじゃん」の中で、数年前に1回だけ記録がありました。
▲「まるじゃん」での四槓流れの際のTwitter(2019年5月6日)
1人で4回カンしてしまう非常に稀な役満「四槓子」には到底及ばないと思いますが「四槓流れ」がどのくらいのレア度なのか気になります。
自分自身で発現率を計算することは極めて困難なので、便利な“ネット検索”で調べてみたところ、その発現率は 0.00160% と出てきました(※ここでの発現率は四人麻雀でのお話になります)。
はて?「四槓流れ」はレアなのかな?
自分自身の麻雀力の無さや、ツキの無さは自覚しており、日々平凡な毎日を送っていますので、この出来事がどのくらい珍事なのかはっきりとしません。
そのため、麻雀の他の手役の発現率と比較することで、この事象のレア度を確認したいと思いました。早速、他の役について発現率を確認してみます(勿論、ネット検索です)。
すると、比較的メジャーなイメージの役満である「国士無双」の発現率は 0.040%、「四暗刻」は 0.049%のようです。先日経験した「四槓流れ」はサンマでしたので、厳密には全く参考にはならないものの、「四槓流れ」という出来事はなかなかレアな事象に遭遇したのではないか?とやけに心が躍ります。まるで流れ星を見つけて誰かに話したくなる気分に似ています。
レア度:「四槓流れ」>「国士無双」≧「四暗刻」
更なるレア度への期待
するとある種の“欲”に似たようなものでしょうか、レアと思われる他の役満と我が「四槓流れ」を比較したくなります。
私の頭でよぎることができるレアな役満とは「天和」です。麻雀放浪記という映画で何度も出現していた役満なので「四槓流れ」はレア度で勝てるかも知れません(←映画での「天和」はイカサマですが)。
ネット検索したところ、「天和」の発現率は 0.000076%とのこと・・・。我が「四槓流れ」は残念ながら足元にも及びません。
「四槓流れ」のレア度の立ち位置
他の役満を一通り調べても良いのですが、もともと役満なんて出せない体質(打ち筋)なので、正直なところ、そんなに興味があるわけでもありません。その確率を知っていても、私の打ち筋は変わりそうもありませんし、麻雀力の向上にも貢献しなさそうです。
私が日頃”呪文”のように言っていることですが、「宝くじに当選するようなレアな事象に巡り合う前に、そういう人間はまず交通事故に合っているはずだ」ということを思い出しました。早速、日本国内で交通事故に合う確率をネット検索します。
すると、日本国内で交通事故により人身事故に合う確率は、1日あたり、概ね 0.00137%であることがわかりました。これは「四槓流れ」の発現率である 0.00160%とかなり近いのではないでしょうか。そのため、私の中では、「四槓流れ」は “交通事故レベル” と結論付けることにしました。やっと落ち着けそうです。
実感が伴わないレア度と代替反応
ところが、さらに困ったことに、私は生まれてきてから数十年もの間、幸いにも交通事故に合ったことがありません。こんなに一生懸命ネット検索して調べているのに、結局、そのレア度について実感が伴わず、いら立ちさえ感じます。
しかし、私は少し静かに思案し、前向きな考えを導きます。こういうこと(「四槓流れ」のことですね)が起きるということは。むしろ交通事故に合うかも知れないので、しばらくの間、“車の運転に気を付けよう”と考えるに至ったのです。
交通事故に合わないと宝くじが買えない。
・・・いや待てよ、まずは交通事故に合わないと宝くじが買えないということではないだろうか。普段の言葉に矛盾さえ感じ始めて動揺します。これは交通事故に合うチャンスなのかも知れない。そして、交通事故に合うことで宝くじ1等に当選する権利を有することができるのかも知れない。日頃の呪文を言い換えると「交通事故にも合わない人間が宝くじにあたるわけがない」がじわじわと効いてきます。
しかし、わざと交通事故に合う訳にもいかず、そもそも当然ではありますが、交通事故に合うのは嫌です。「四槓流れ」は“交通事故レベル”と結論付けたことを思い出し、これは“交通事故に合ったようなもの“と解釈した瞬間、頭に電球がパッと付いたような感覚を覚え、「これは宝くじの買い時では?!」と興奮しだしました。(最近は暑さが厳しいので、私の頭が混乱しやすいのか、私は情緒が不安定なのかも知れません。)
自然な流れで宝くじの当選確率を調べる
そうなると宝くじの当選確率もネット検索です。これは調べる人が多いのか、1番簡単に確認することができます。宝くじは、1ユニット(1,000万枚)につき1本の1等が発生するようです。直近の宝くじを確認してみると「サマージャンボ宝くじ」(市町村振興 第892回 全国自治宝くじ)は、1等5億円が23ユニットでの場合で計23本当選します。
宝くじ1等の当選確率が 1,000万分の1とは、0.00001% のことです。宝くじ1等の当選確率は交通事故160回相当ということがわかり、愕然とします。宝くじの当選は、交通事故よりも、レベルがケタ違いの苦難なのかも知れません。
(まとめ)今回挙げた発生確率の一覧表
今回ネット検索で確認し、私が一喜一憂した発生確率を一覧にまとめます。小数点がたくさんあり、少しわかりにくいので、比較のため、μ(マイクロ)表示(10のマイナス6乗)にしています。
四暗刻:49,000 μ%
国士無双:40,000 μ%
四槓流れ:1,600 μ%(←今回の基準)
交通事故:1,370 μ%
天和: 76 μ%
宝くじ1等当選:10 μ%
これによれば、「『四槓流れ』1回につき、宝くじを160枚(48,000円分)買えば良いのかも?」と考え始めて、いつまでも悶々としております。
おしまい