AORI the Last ~ネットマージャンの煽り対応のまとめ~
ネットマージャンでの日頃の煽りプレイに対するメモをまとめなおして、テキストみたいな記事を作成してしまいました。
雀荘などでのリアル麻雀や、格闘技の記者会見とか自動車の煽り運転のようなリアルな状況では、目の前にいる見ず知らずの人に直接的な煽りや威嚇、時には脅しをされたりするような状況があるかも知れませんが、本稿では、ネットマージャンの範疇で考えてみました。
一通り読んでもらえれば、煽りのバカバカしさに気づいてもらえるのではないでしょうか。ネットマージャンの煽りについて、意外とまとめたものがないので、1つ書いてみようと思います。考え方としては、ご参考いただける部分もあるかもしれませんので、何かの研修の講師をするようなことがあれば、ご参考ください。
「煽る」という言葉は、ネット上では、相手を誹謗中傷することによって相手を挑発する行為のことを言います。 その目的は、相手を煽ることで、相手を怒らせたり、怒らせることで問題行動を取らせたりすることです。
ネットマージャンの煽り
ネットマージャンのプレイ中に煽られることがあります。知り合いや友達同士でお互いの関係性がわかっている間柄で対局していて、ノリやネタであれば、むしろ楽しさが加わると思います。問題なのは、見ず知らずの人からの煽りです。
ネットマージャンでの煽りの例は、ロンのタイミングや対局中に煽りスタンプの連続投(雀魂)や、捨て牌時の強打ボタンを連打(*対局者にはわからない?)(Maru-jan)、極端な早捨て・即ロン・遅延プレイ・遅延ロン(≒溜めロン)、自家の自風牌の粘着初捨て(*偶然性もあり)などなどです。これはマナーの話にも似ているかも知れません。対局中にチャットや音声のような交信機能がある場合は、通常、知り合いだけONにされているものと思います。
煽る相手はどんな人?
ネットマージャンでは、相手の“人となり”(生来の性質・人間性)やどのような境遇の人かを知る由はありません。基本的には、精神的に未熟で、実力にコンプレックスがある格下である人物の可能性が高いと考えましょう。煽りとは、実力が足りないがゆえに相手のペースを乱して自身を有利に展開させる行為です。あなたが煽り相手に気を遣う必要はなく、誇大なイメージは不要です。あなたの都合が良いように解釈していいのです。ただし、煽りだけは上手である可能性があります。
また、気を付けたいのは、実は煽っていたのはコチラだったかも知れない、という可能性です。もし、あなたが慢性的に打牌のスピードやロン判断が遅すぎる場合は、あなたは無意識であっても、対局者にとっては煽りと判断して、あなたに対抗している場合があるかも知れません。
私は、もともと“スタンプ芸”はしませんが、雀魂の煽りスタンプの連続投下が煽り行為であることについては知らなかったです。もし、私が対局中に覚えたてのスタンプ芸を捨て牌ごとに楽し気に展開していたら、対戦相手は煽り行為と判断するかも知れません。あなたが「煽ってきているな」と思っている相手は、実はあなたの喧嘩を買ってきている人かも知れません。煽られることが多いなと感じた場合は、打牌スピードやタイミングなど、打ち方を確認してみてはどうでしょうか。「相手の煽り行為は、自分の映し鏡」の場合もあります。
煽りに対する対応方法
よく言われることですが、煽りに対して、相手をせず、完全スルー一択と思われます。完全スルーなので、煽りの意図を問い返す必要もありません。理不尽に売られた喧嘩は買ってはいけません。あなた自身の貴重な時間を使って対応する必要がもともと無いことなのです。また、OFF機能があれば、利用することを考えましょう。
煽りに対する一般人のメンタルの持ち方
煽りをしてくる相手は、少なくとも一流の打ち手のふるまいではないと思われますので、あなたがわざわざ目線を落として精神レベルの低い同じ土俵に立ってあげる必要がありません。完全スルーしているはずなので、煽りを展開している人が、自分自身の行いが相手にされておらず、それが寂しくも愚かな行為だと自分自身で悟るまで、そして自己満足するまで、黙って見守ってあげましょう。
なお、あなたが放っておけない性格で、かまってあげたいボランティア精神に溢れている場合は、この限りではありません。また、やり返したい気持ちが抑えられず、麻雀よりも煽りに対抗することに集中したい場合も、この限りではありません。
メンタルコントロールを上達させる
麻雀をする副目的として、煽りのような状況を上手く処理して、日頃の生活向上を目指せるようなメンタルコントロールを上達させることが挙げられます。その対局の結果だけで一喜一憂するだけでなく、遠い将来を見据えた訓練の場でもあると考えられます。
煽りが気になって麻雀に集中できない、と思わず言ってしまう人ならば、集中力を高めるトレーニングが不足しているかも知れません。対局中は、対局に集中し、いかなる場合でも感情を揺らさない安定的なメンタルコントロールを身に着けることが大事です。また、負けたことを煽りのせいにしていては、まだまだメンタルコントロールが上手にできていない証明です。
勝負に負けても、煽りに対して完全スルーできていたのであれば、負けてあげたくらいの余裕が欲しいです。対局後まで気分が良くないなど、引きずってしまっていては、他の大事な日常活動に影響してしまいます。
煽りの後に残るもの
あなた自身が、意識的でも無意識的でも、まずは挑発する当事者にならないことが大事です。ネットマージャンは顔が見えないネットの世界ですし、匿名なので日常生活に影響はないと思われるでしょうが、間接的には習慣化されたそのような不遜な態度は、リアルでも予期せず出てしまう可能性があります。
ネットマージャンでも、リアルの世界で普段大切と思われている行動様式を理解し、自分が知らないところで不本意な軽蔑やあなた自身の評価を下げることがないように留意したいものです。
また、脳に対する影響も考慮しないといけません。このような醜い争いをすることで必要以上に興奮状態となり、脳内の貴重なドーパミンとセロトニンが無駄に消費され、生活リズムまで不安定になります。もともと気分転換でネットマージャンをやっていたのに不要なストレスで老化を早めてしまう、ということになりかねません。喫煙者ならタバコの量も増えるでしょう。
さいごに
今回、煽りがなければ平和ですが、煽りがある前提で記載してみました。煽りのような理不尽な言いがかりは、リアルの世界でも、時折発生することかも知れませんので、被害や影響を最小限にとどめて、以降に影響を残さない手法やメンタルコントロールの技術を身につけたいところです。
それから、ネットマージャン自体に各種OFF機能があれば、自衛のためにそれらを利用してみることです。そもそも、対戦者を選べれば、そのような人との再戦は精神衛生上、可能な限り、回避したいところです。君子危うきに近寄らず、です。
また、牌譜を自由に閲覧できたり、天鳳のように時間差であっても対局が公開されたりしていれば、当事者以外からの監視の目が届き、事後での対策として有効かも知れません。私も、自動車のドライブレコーダーのように対局をパソコンに画面録画することが増えてきました。
しかし、もうどうしてもカチンとして放っておけず、イライラする場合は、心身が好調ではない日だと客観的に診断できたということです。その日は他の生活面にも影響できないように注意を払うとともに、煽り相手に感謝して完全スルーしましょう。
長々と記載しましたが、もっとも、これらは、私自身に言い聞かせている記事なのかも知れませんが。
おしまい