天鳳三人麻雀の地獄モードと出来事への対策を考察してみた
地獄モードとは、麻雀の対局において、自分の勘が悪い、運が悪いと感じるような、対局中の良くない展開が比較的長い時間続く状態を指します。
通常の確率を超えて襲い掛かる不運の連続によって、麻雀を続けるメンタルが削られてしまいます。このような状態になると、まるで漫画の主人公のような“天性”が自分にはないのだろうと考えて自信を喪失したり、自分に実力がないとか、人間力が足りないとか思い悩むことになります。そんな時は一旦対局を休憩すればよいだけで、そのタイミングはそう感じたときだと思います。しかし、惰性で打ち続けてしまうものです。
三人麻雀(サンマ)では、牌の種類が少なく、絵合わせ的な要素が強いため、実力よりも展開の差が勝負を左右することが多い印象です。惰性で打っていることも多く、無茶な勝負をすることも多いでしょう。
逆に他家がリーチすれば、どんな状況でもベタ降りしたり、自身はリーチをせず、ヤミテンを多用したりすることで基本的な防御を徹底すれば、少しは負けることも減るかもしれません。ただ、この地獄モードになると、どうあがいても負けることが多くなるように感じています。
この地獄モードの事例として、最近経験したことを以下に列挙してみました。なお、ご注意いただきたいのは、天鳳がこの地獄モードを実装しているということではなく、あくまでも自分自身が感じる地獄モードというコンディションを知り、その休憩のタイミングを検討するためのものです。
〔地獄の事例〕
配牌に19字牌が7~8枚という微妙な枚数が続く。自模っても自模っても19字牌(19字牌を活かした役には絶妙につながらない)。
悩んで捨てたばかりの牌を次順でツモる。特に七対子のイーシャンテンのとき。
ずっと19字牌ばかりツモってツモ切りし続けていたのに、他家にリーチされたら速やかに危険牌をツモる。一旦安牌で回避しても危険牌を筋でツモる。そして降りる判断に迫られてノーテンになるが、全くの安牌だったりする。最悪なのは、リーチの時にこの状態になれば、他家の聴牌を待ってあげてから、急に危険牌を自模って、丸腰で振り込む。
リーチしても他家の追っかけリーチに速やかに振り込む。カンチャン赤ドラの場合もある。
序盤のイーシャンテンが後半まで続く。
聴牌して自分の当たり牌は、前のプレイヤーが直前に捨てた牌。
リーチ後、ポン、ポン、ポンと鳴かれ、その次のツモ牌で振り込む。
リーチして北ヌキして持ってきた牌が他家の当たり牌。
ラス目のオーラスで、逆転が狙える聴牌状況の中、他家のリーチ後に速やかに当たり牌を引く。
リャンカンが埋まったことがない。
まぁ・・・これらは、誰しも経験することではあります。また、幸福なことよりも不幸なことを人が強く記憶する現象は「ネガティビティ・バイアス(負のバイアス)」と呼ばれます。
これは、ネガティブな出来事や情報がポジティブなものよりも強い影響力を持ち、長く記憶に残る傾向を指します。すなわち、危険や不快な出来事を覚えておくことで、生存の可能性を高めるためと言われています。
ということは、これらの現象を経験したのであれば、それぞれについて、対策があるというものです。勝ち負けというより、麻雀をプレイするモチベーションやメンタルを維持するために手当てすべき事項なのです。勝ち負けはその後で付いてくるでしょう(たぶん)。
以下にそれぞれの状況についての対策をChatGPTに相談してみたら、真っ当な回答もありました。反省すべき点も多かったので、以下に示しますが、矢印"➡"は私が付記した感想などになります。
1. 配牌に19字牌が7~8枚という微妙な枚数が続く。自模っても自模っても19字牌(19字牌を活かした役には絶妙につながらない)
**対策**:
- **柔軟な役選び**: 19字牌が多い場合、役牌(風牌や三元牌)や国士無双、チャンタ、トイトイなどを狙うことを考える。➡傍若無人になって、これらの役牌を果敢に狙うぞ。
- **不要な字牌の早めの処理**: 初期段階で不要な字牌を早めに処理し、手牌を整理していく。➡ 他家の初巡の捨て牌の様子を見ながらチャレンジするか考える。
2. 捨てたばかりの牌を次順でツモる。特に最初の捨て牌や七対子のイーシャンテンのとき。
**対策**:
- **手牌の整理と計画性**: 捨てる牌の選択を慎重にし、次のツモに備える。イーシャンテンの時点での手牌をよく観察し、どの牌を切るべきかを考える。➡異論ございません。
- **情報収集**: 他家の捨て牌やリーチの状況をよく観察し、自分の手牌を再評価する。➡おっしゃる通りで、観察力が足りなかったと反省します。文句ばっかり言ってすいません。
3. ずっと19字牌ばかりツモってツモ切りし続けていたのに、他家にリーチされたら速やかに危険牌をツモる。一旦安牌で回避しても危険牌を筋でツモる。そして降りる判断に迫られてノーテンになるが、全くの安牌だったりする。最悪なのは、リーチの時にこの状態になれば、他家の聴牌を待ってあげてから、急に危険牌をツモって、丸腰で振り込む。
**対策**:
- **手牌のバランス**: 19字牌が多い時は、バランスを取りつつ、早めに手牌を構築する。
- **安全牌の確保**: 他家のリーチに備えて、安全牌を数枚手元に残すようにする。➡おっしゃる通りです。リスク管理が甘かったです。サンマなんでイケイケでやっていました。すいません。
- **リスク管理**: 自分がリーチする際に、他家の手牌の状況や自分の手牌の安全度をよく考えてからリーチをかける。➡リーチの要否やタイミングは慎重に考えたいと思います。
4. リーチしても他家の追っかけリーチに速やかに振り込む。カンチャン赤ドラの場合もある。
**対策**:
- **リーチの慎重な判断**: 自分の待ちが強くない場合、リーチを控えることも考慮する。➡###3と同じですね。リーチの要否やタイミングは慎重に考えたいと思います。
- **他家の手牌を読む**: 他家がリーチをかけた時点で、自分の手牌の状況を再評価し、振り込みを避けるための手を打つ。➡追っかけリーチをする場合は、地獄モードの状況を鑑みて慎重に判断します。不利な待ちでの勢い追っかけリーチは控えたいと思います。
5. 序盤のイーシャンテンが後半まで続く。
**対策**:
- **手牌の計画性**: 手牌を早い段階で整理し、最終形をイメージしながら進める。
- **柔軟なプレイ**: 固定観念にとらわれず、状況に応じて手牌の組み方を変える。➡イーシャンテンを崩すことも考えます。
6. 聴牌して自分の当たり牌は、前のプレイヤーが直前に捨てた牌。
**対策**:
- **待ちの変化**: 聴牌後も状況に応じて待ちを変えることを検討する。
- **他家の捨て牌の観察**: 他家の捨て牌の傾向をよく観察し、自分の当たり牌の可能性を高める。➡再び不要牌として捨ててくれるかもとポジティブに考えるようにします。
7. リーチ後、ポン、ポン、ポンと鳴かれ、その次のツモ牌で振り込む。
**対策**:
- **リーチの慎重な判断**: リーチをかける前に、他家の鳴きの傾向や自分の待ちをよく考える。➡そもそもリーチしたことが問題なのかも知れないことを認識しました。ポン材(白發中など)の捨てられている状況も考慮します。もう許して。
- **他家の手牌の警戒**: リーチ後に他家が鳴きを始めた場合、その意図を読み取り、慎重に対応する。➡リーチしてこの状況になったら卓をひっくり返したいと思います。
8. リーチして北ヌキして持ってきた牌が他家の当たり牌。
**対策**:
- **北ヌキのタイミング**: 北ヌキのタイミングを慎重に判断し、リーチ後の安全性を考慮する。➡北ってヌキたいじゃないですか。
- **待ちの強化**: リーチする前に自分の待ちが強いかどうかをよく考える。➡自分が不細工って自覚しろって言っているんですか?
9. ラス目のオーラスで、逆転が狙える聴牌状況の中、他家のリーチ後に速やかに当たり牌を引く。
**対策**:
- **必要な点数を把握し、逆転に必要な手役を明確にする。➡もう遅いわ。
- **他家のリーチに備えて安全牌を手元に残す。➡もう遅いわ。
- **他家の捨て牌をよく観察し、待ちを推測して避ける。➡もう遅いわ。
- **当たり牌を引いた時の押し引きを慎重に判断する。➡もう遅いわ。
- **:状況に応じて待ちや手役を柔軟に変更する。➡負けてまうわ。
10. リャンカンが埋まったことがない。
**対策**:
- **リャンカンの活用**: リャンカンが埋まらない場合、他の手役や待ちを考慮し、手牌を柔軟に変更する。➡もうリャンカンの牌形をやめます。
- **手牌の組み立て**: リャンカンが埋まらない場合でも、他の形をうまく利用して手を進める工夫をする。➡もうリャンカンの牌形をやめます。
思いのほか、正論攻めでメンタルがボロボロになりました。少しサンマを休憩したいと思います・・・。
おしまい
〔2024/09/24_追記〕
このシリーズでマガジン化しました。探しやすいように目次のnoteを作成しましたので良ければご参考ください。