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ラビュリンスにおける考察【続】

前回の記事が思ったより好評で続編を書く気になりました、こてつです。
全文無料ですがふーんと感じる部分あった方はコーヒー奢ってくれると喜びます。
7月1週目の結果をふまえ、今後のラビュリンスについてつらつら書いていきたいと思います。

1.7月1週目のラビュリンス

前回の記事(ラビュリンスにおける考察(2023年7~10月環境)|こてつ (note.com)でも述べたのですが、捨てられる札が重視される様になり、
罠を使った妨害から、捨てられる札による妨害へシフトしていきました。

特にリゾネーターギミックは時計や捨てる札(家具)、捨てられる札(ヴィジョン・ファーファレル)、どちらへのアクセスも可能であり、ハンド足りない方を持ってくる柔軟性があります。
また、エクストラを用いての盤面解決能力もあり、これは既存のラビュリンスにはなかったものです。

反面、壺といったパワーカードは採用し辛くなっていますが、自分は壺を手札事故軽減としての役割で考えていた為、そういった面ではリゾネーター型で壺が採用できなくとも問題は無いかと考えます。
(ただし、壺はサイドカードを引きにいく役目もある為、所説あり)

2.構築

上記ではリゾネーター型について触れているくせに、7月9日アマガサCSでは従来の型を持ち込みました。
というのも、初手5枚(壺含め)に家具と時計を握る確率を計算したところ7割と悪くない数値でした。
壺で6枚目で間に合うサイドカード(拮抗・羽根箒・壊獣)を引きこむ可能性を鑑み壺が採用できる従来の型としました。

戦績は4-2
1:HERO 後手 〇× ED×
2:儀式教導 先手 〇〇
3:VS 後手 ×〇〇
4:オルターガイスト 後手 〇〇
5:R-ace 後手 ×〇 ED〇
6:60春化粧アダマシア 後手 ×〇 ED×

改めて後手がキツイデッキだという事が分かります。(特に展開系)
下記が構築となります。

前回(ダクロCS)の構築との違いは、
捨てられた時の有効牌の追加
②1枚でそのターンを縛れるリターンの高い手札誘発の追加
初動(アリアンナ)の追加です。

①捨てられた時の有効牌の追加

ラビュリンスは時計+家具の動きをする際はハンド3枚とかなり消費が大きく、コストで捨てる札が有効牌かどうかが、ゲームの流れに絡むという話を前回の記事で触れたと思います。
そこで今回新たに4枚の有効牌を追加しました。

タックルセイダーは相手の盤面に触れる事ができる為、ティアラ・烙印相手では6枚目のカード(自ターンドロー)でも間に合う可能性があります。
未界域のビッグフットも候補としてありますが、タックルセイダーはマイフレンドやルーンの泉、永続をバウンス、確実にそのターンの発動を防げる点が優れていると判断しました。

仁王立ちは姫を戦闘から守るという点で採用。
白銀ラビュは攻2900、迷宮姫は耐性が強力ではありますが、攻3000・守2900と現環境では容易く戦闘破壊されます。
仁王立ちの②効果の対象は火吹炉やビッグウェルカムで戻すモンスターを対象に使用しましょう。
火吹炉はコストで場を離れる、ビッグウェルカムはチェーンして仁王立ちする事で確実に攻撃対象がいなくなり、相手のバトルフェイズは終了します。

ラビュリンスはデッキの性質上、ET・EDの入り易い為、1枚指しておくと迷宮姫でセット⇒アリアーヌで墓地に送ったり、時計でそのまま発動、墓地に送り攻撃を防ぐ事ができます。(実際にETで活躍しました。)

②リターンの高い手札誘発の追加

時計+家具の動きはハンドを3枚消費する為、残りは2枚となります。
仮にこの2枚がうららや無限泡影といった手札誘発であり、相手を妨害した所で、出来上がる盤面をラビュリンスが返しで突破する事は難しく思います。
※盤面を返すなら、相手ターンでのウェルカム発動(時計+家具)が必要。

そこで誘発の質を高め1枚でそのターンを縛り、そもそも動かせない(動きたくないと思わせる)という考えに至りました。

メインでは苦手対面のピュアリィを見てドロール。(ドローフェイズに動けば問題ないが、動く為にプリティかスリーピィの4枚しかない為、割り切り)
サイドにニビル、応接するGと強力な誘発を選択しました。(アトラクターは相手ターン縛っても自ターンでウェルカムを開き辛い為、相性×)

③初動の追加

前回(ダクロCS)の構築はデッキ41枚に対して、時計(メイド2種&壺含めて)10枚、家具(メイド2&壺種含めて)13枚と、時計+家具が初手にある確率は65%でした。
今回(アマガサCS)はデッキ40枚としアリアンナを3枚採用。
時計、家具の枚数換算を+1する事で初手率が72%まで上昇しました。

削ったのはウェルカム・ラビュリンスの枚数です。
1枚あれば墓地から再セットでき、家具効果はビッグウェルカムを優先するケースが多く、2枚目以降は不要だと感じました。
逆に1枚は必要であり、1ターンにウェルカムを2回発動できる利点は捨てるべきではないと考えます。
※後述する屋敷わらし対策としても必要。

3.ラビュリンス対策

①屋敷わらし

4枚目以降の灰流うららとして使用する事ができます。
現状のラビュリンスはビッグウェルカムに頼りきっており、止めることが出来ればリソース、テンポ面で圧倒的に優位に立つ事ができます。

ラビュリンス側は対応策として、先にウェルカムから白銀ラビュを出す事でビッグウェルカムへのわらしを防ぐ事が出来ます。(但し、相手先攻ターンでのビッグウェルカム⇒白銀ラビュ妨害を捨てる事になる為、相手先攻では割り切りか)
わらしが見えたら積極的に白銀ラビュを場に出す様にしましょう。

②墓穴の指名者

家具型ラビュリンスは罠の採用を抑えており、家具を使用してデッキを回転させています。
家具に墓穴の指名者を投げる事で実質ビッグウェルカムによる妨害と、家具の墓地リソースの2つを防ぐ事ができます。
家具2種引きによる貫通を嫌う方は、時計へ墓穴を投げても良いと思います。
時計が場に出ない事で、ビッグウェルカムのバウンス対象がいなくなり、ラビュリンス側ターンで白銀ラビュが場に出る可能性が下がります。

③コズミック・サイクロン

家具+時計の動きを行う際、ビッグウェルカムセット後、時計を墓地からssするタイミングがあります。
その瞬間は場にラビュリンス名称が不在な為、ビッグウェルカムが発動できません。そこをコズミックで打ち抜きましょう。ラビュリンス側はハンド3枚使用して場に時計がいるだけとなります。実質1ー3交換ですね、対戦ありがとうございました。

ラビュリンス側は対応策としては時計効果使用後に迷宮姫をハンドからssする事で上記の状況を防ぐ事が出来ます。
時計を使用したターンは場のラビュリンスを切らさない事を意識しましょう。

4.今後

さて、今後ラビュリンスはどう変化していくのか。
ラビュリンスへのメタとして屋敷わらしが採用、こちらの展開が通り辛くなります。
そこで自分は永続罠を採用し泥試合に持ち込むプランを考えています。

世間の認識ではラビュリンスはシルバーバレットであり、対面に応じた通常罠をセット、即発動する為、リターンの高い伏せ除去(拮抗・ライスト)は効果が薄いとなっています。
ルーンの減少からコズミックのシェアもサイドに少ない為、そこを逆手にとりこちらはサイドから、スキル・ドレイン+御前試合(対ピュアリィ) or 群雄割拠(対烙印・ティアラ・R-ace)を入れる事で有利に立ち回るプランです。

ただこうした永続に頼ったプランはテーマ固有の動きが弱いと白状しているものなので今後のシェアは減りそうです。
メタが減った時に再度浮上する、そんな立ち位置になりそうですね。

いずれにしても、既存の家具に頼った動きからの変化が求められています。
自分はもう今期のcsは出れないので、変化があれば隠すことなくまた発信したいと思います。
それでは。

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