恩田陸のスキマワラシ
恩田陸さんの著書はミステリーや青春小説は読んだことありましたが、ファンタジー系はまだ未読でした。タイトルに惹かれて手にとってみたら、読んでみたくなりまして、結果的には大当たりだったのでちょいとご紹介を!
本作品には座敷わらしならぬ、スキマワラシが出てきます。かなり不思議なストーリー展開なのですけど、そこはさすが恩田陸という感じですーっと頭に入ってきて物語世界に引き込まれました。久々に第六感を刺激されたようです。
彼女の作品は、とくに「夜のピクニック」がそうだったんですけど、イメージが頭の中に広がるんですよねー。読書しているのに、まるで映像作品を見ているかのよう。今回のスキマワラシも、扉を開けたときの光景などはリアルに思い浮かんできて、自分がまさにそこにいるようでした。
ただし、ミステリー小説だと思って読んでしまうと、最後まで謎解きされてない!という読後感になるかもしれません。まるっと恩田陸ワールドを感覚で受け止めたら、読んだあとも心地よいのではないでしょうか。私事ですけど、最近は仕事で今年の売上の数字だ来年の予測は何だ?などやっているので苦笑、ファンタジー世界に浸れて幸せでした。
今日はこれから映画「キリエのうた」を見ようと思います。そしてチョコレートもいろいろ食べてます笑。それではまた!