「老害化した既得権益が権限を持っているうちは次世代規格へ移行できない」
「自分ばかり儲けようとすると世の中は悪くなる。他人を儲けさせれば世の中は良くなる。しかし、他人を儲けさせ過ぎれば世の中は悪くなる」
「特定の派閥を追放する目的で行った衆院解散は、政治の痛みを伴う改革ではない。あくまでも内部抗争」
「消費活動とは、自分は人より少し良いと思わせる洗脳に染まり、人より少しだけ良いモノを買い続けること」
「人が倦んでいる時に『自分を引き立たせたい』という欲求を刺激してやると、人よりも自分を引き立たせるためにカネを使おうとする。それこそがニーズの誕生。だから企業は欲求を刺激する広告を出す。いま技術開発が進められているのは、未開発のものにいち早くたどりついた者が独占できるという市場原理に基づいている」
「倦むとは、何も生み出さない無気力な状態のこと。人間は、人が多くなってくると倦んでしまう。その結果、人との差をつけようとしてモノ、カネ、地位を身につけようとする。しかし、己の分をわきまえていれば、他の人と比べることなく、差をつけようとも思わない」
「人間は自然に役割分担する。生き方と立ち位置から、自ずと自分のやることを見出すもの。しかし、それを第三者が強制すると、された側は壊れる」
「知らないことを『知らない』と言うのは盲になるが、知っていることを『知らない』と言うのは探求になる」
「便利な国が簡単な国であるわけがない。便利さを享受するためには高い知性が必要だから」
「現代の人は、10人の中の独裁者になりたがっている。大きな責任はいらない。小さな自尊心を満たせれば良い」
「世の中の流れは、遊び呆けてダメになった所につけこんで学ばせるか、学ぶことに倦んできたら遊ばせるかの二つが循環している。遊びにカネを使わせるのがインフレ、学びにカネを使わせるのがデフレ。ハイパーインフレよりは、長いデフレの方が人間にとって良い」
「啓蒙主義の反対は蒙昧主義」
「被害者になりたくなければ、常に加害者の視点を持て」
「現在のことは主観を述べねばならないが、過去のことは主観を交えず事実のみを述べなければならない」
「人が怠惰になるのは、何が問題で次に何を行動すべきか考えることを止め、他人の言葉に従ってしまうから」
「カネと病気は人を介してしか伝わらない」