「『〜について書け』と『〜について思ったことを書け』は違う。前者は主観を入れずに書くことであり、後者は主観を入れて書くことを意味する」
「人が鈍くなることによって落ちて行く過程。感じなくなる→見なくなる→対処できなくなる」
「工夫なく絶えず後手の処理に回る人を貧民という」
「人が持つ欲求で購買意欲に直結するものは、いつでも具体的である。そして具体的な欲求にイメージで動機づけを行う。例えば、『テレビドラマのような温かい家庭が欲しい』という欲求が、『そういう家庭を作るにはテレビドラマに出てきた家電が必要』と変化し、『あの家電が欲しい』という購買欲求になる。だが、空腹時にいきなり『テレビドラマのような温かい家庭が欲しい』とはならない」
「消費心理をかきたてるために、企業は『かくあるべき』というイメージをCMやテレビ、映画などを通じて大衆へ押し付ける。イメージの押しつけはじわじわと効く」
「対立関係にある相手に『よろしくお願いします』は使えない」
「利害関係について考えることを恐れてはいけない。利害関係は社会の中で生きている人間が必ず対峙せねばならない問題だから」
「人は、食えなくなった不満は他者に向け、食いすぎてしまった不満は自分に向ける」
「自分の母親と妻に面と向かって言えないことなら、口に出してはいけない」
「周りに流されているだけでイイ思いができるのと、犯罪の被害者になるのはほぼ同じ確率。むしろ、周りに流されると隙ができるので犯罪被害者になる確率の方が高くなる」
「濁流の中の方が皆入りやすい。悪でも入りやすい。人は濁流を好む。それは不安定な治世を望むということ。清らかな流れだと、後ろ暗い人は長く住めない」
「悪いことをやったとしても『他にどんな方法があったというんだ』と言うことができれば、悪いことをしたという表情にならない」
「悩む表情を出しても良いが、悩む表情で居続けてはいけない。一つの物の見方に囚われると表情が固定されてしまい、知性が低い人間として見られるようになる。表情が固定された人間は、どこが弱点かを探られ、その弱点によって落とされる」
「これからの首相は内政を失敗するので、外交を活発に行う。内政をうまくできない人は外交で譲歩するから、沢山の国が首相を受け入れる。一見すると優れた外交のように思えるが、実際は国民から集めた税金とそれを元に培った技術をタダで外国にくれてやるのと同義なので良いことではない。また、過剰な外交譲歩は受け入れ先の国にとって迷惑なこともある。先端技術を受け入れたくない国や、今より発展することを望まない国は多い」
「人は不完全なものには力を貸すが、完全なものは利用しようとする。もしも完全な人間がいるのならば利用されるだろうが、完全を装う歪みを持つ者には誰も近付くことはない」
「バカヤローと言われたら、バカヤローと返すのも礼儀」