#0 『枕草子』について
こんにちは 綴人です。
次回から「春はあけぼの」を書く、と言っておきながら、ちょっと寄り道をして、今回は『枕草子』という作品についてのお話。
『枕草子』は主に、日記的章段、類聚的章段、随想的章段の3つに分けられるとされています。
日記的章段とは、その名の通り日記のようなもの
類聚的章段とは、「うつくしきもの」や「すさまじきもの」のように、書き出しに応じたものが連々と綴られているもの
随想的章段とは、2つの中間に位置するもの
と、されています。
この分類についても諸説ありますが、そこは今回話すことではありません。
「春はあけぼの」は、『枕草子』の最初の段。
実は書かれた順序がはっきりしていない『枕草子』のなかでも、これだけは一番というのが決まっています。
次回こそ、本当に、「春はあけぼの」についてのお話。
それでは、よい一日を。