初読み作家、冬森灯
※本の概要
駒込うらら商店街に佇む昔ながらの
パン屋さん「ベーカリー・コテン」
あんぱん、クリームパン、チョココロネ気取っていない顔が並んでいて見ているだけでほっとするような、そんなお店
一家で経営してきたコテンの未来を
背負うのは悩める三代目・和久
商店街が寂れる中でコテンを継ぐべきか「自分なりのパン」を見つけないと
いけないのではないか
創業者のじいちゃんが亡くなって店名の「コテン」の由来もわからない
日々迷いながらパン生地をこねる和久のもとには愉快なお客たちがやってくる
ヒョウ柄のコートを着込む占い師に
就活に落ち続ける学生
肉バカの肉屋の息子
人の悩みに寄り添うパンを焼こうと奮闘する和久が、やがて見つけた答えとは――
しぼんだ心を幸せでふっくらさせる
とびきりあったかな“縁”の物語
※感想
駒込うらら商店街にある小さな
昔ながらのパン屋「コテン」の悩めるパン屋3代目店主、和久
🍩まごころドーナツ
婚約者と連絡が取れなくなった理央
🍛楽描きカレーパン
志望就職先が見つからない大和
🌸花咲くコロネ
花が医者を目指す理由
🥪縁結びカツサンド
商店街の夏祭りで屋台を出すことになり肉屋の賢介と店を出すことに
自信なさげに接客する和久が成長して
いく話でした
冬森灯さんの書き下ろしデビュー作
※おまけ
本の装丁は伊藤絵里子さんのイラスト