高齢者👴👵🏼小説
※概要
迷惑なの! と言われても
昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢に
孫自慢
そうかと思えば、無気力
そしてクレーマー
双六やカルタの製作販売会社・雀躍堂の前社長・戸山福太郎は娘婿に社長を
譲ってからも現役に固執して出勤し
誰彼かまわず捕まえては同じ手柄話を
くり返す
彼の仲間も老害の人ばかり
素人俳句に下手な絵をそえた句集を配る吉田夫妻に「死にたい死にたい」と言い続ける春子など老害五重奏(クインテット)は絶好調
「もうやめてよッ」福太郎の娘・明代はある日たまりかねて腹の中をぶちまけた
『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く著者「高齢者小説」第4弾!
定年、終活、人生のあとしまつ……
自分のこと、親のこと、いずれは誰もが直面する「老後」
「最近の若い人は……」というぼやきが
今や「これだから『老害』は」となってしまった時代
内館節でさらなる深部に切り込む!
※感想
昔の自慢話が止まらない元社長
病気自慢のクリーニング店主
俳人と水彩画家気取りのおしどり夫婦
死にたがり屋のかまってちゃん
元公民館長のインテリ女性
という自分では気づかずに老害を撒き
散らしていた者たちがコロナ禍の中
老人による老人のためのサロンを立ち
上げる
『老害』ってキツイ言葉だなぁ
過去の栄光、健康自慢、病気自慢
趣味自慢や孫自慢を若い世代に何度も
言うとウザがられる
私は溜息やら愚痴っぽいから
気を付けなきゃなぁヾ(_ _*)ハンセイ・・・