見出し画像

【第114席】あかね噺感想

 センターカラー、まいける兄さんかなーと思ったらさ、カップ麺!
 素麺といいここの一門、麺類食べてる描写多い!
現実の落語界については全然詳しくないのですが、落語家とラーメンといえば…………ね、黄色の方の商品が、頭に浮かぶ訳ですが……。

 さてさて本編は佳境。目まぐるしく動く事態に呼応して、まいける兄さんの表情も、深刻そうな表情へと細かく変わっていきます。苦しみが伝わってくるがゆえに、うるっときてる観客のお姉さんの気持ちで読み進めてしまいます。

 「剥き出しの激情は」の下からのアングル、
「俺が見せたい噺を」の余白を活かした一コマ。つい何回も見に来てしまうくらい決まった決めゴマ。
↑あ、ここ演りたいじゃないんだと思いました。 でも『見せたいよりも見たい』っていうくらいだからそうか。

 それからそれから。志ん太兄さんとの二人会でちらっと見える、手を合わせる姿。これはあの替わり目!?わかる人にはわかる描写も素敵。
 誰かの扇子はまた折れそうですが大丈夫かしら。このまま全生師匠がきーっとなって終わるのもどこか気の毒なんですよね。リベンジを果たしてスカッとするだけがあかね噺じゃないじゃないですか、りゑん兄さんの件とか。どういう落とし所になってくるのかなぁ~続きまであと数時間!

 以下余談。
 鳴り物が入るタイミングで終わられたら、落語にわかの私なんかは、つい鳴り物について調べちゃいます。次の週までの余白の楽しみ方もくれる、落語についてより詳しくなれる。ありがとうあかね噺!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?