【第111席】あかね噺感想
こういうシリアスよりな展開のときに、力を抜いてくれる扉絵がある漫画は信用できると思うんですよ、知らんけど。
いよいよ始まろうとする、まいける兄さんの高座。
1ページ目(扉絵の次)の三コマ目の四天王たちの様子を見る限りは、和やかそうでいい感じなんですよね。一生師匠を除いては。
深刻なムードが続く客席に、まいける兄さんは出し惜しみなく挑んでいきますが、なかなか思うようにいかず、雰囲気に押し戻される感じですね。
そこで全生師匠の回想。「お呼びじゃないんだよ、私と同じタイプはね」
この物語だと前座は着流し、二つ目は白羽織、真打は黒羽織の法則があるので、全生師匠の前座の頃の回想っていう認識で良いのかな?
そこで当時二つ目の一生師匠と(多分)三禄師匠が既にちやほやれていたと。坊主頭がどうしてアフロになったのかそこも気になりますが、それは置いておいて。
以下超拡大解釈になります。
全生師匠がまいける兄さんにいらんことしてくれるのは、嫌いな志ぐま師匠の弟子だからだと思っていた訳ですが、自身と同じタイプとしてまいける兄さんを見てるんですね。同じタイプだからこそ、色々味あわせてやりたいと。見下しも込めて言ってますね。
うーん、それってつまり同じタイプだからこそ、自らを壁として越えていけ的な愛情表現???
今までの見方ちょっと変わるかも?
まいける兄さんが全生師匠にだけは直接試験の連絡をしに行ったのもその辺の理由?
きっとまだまだ試験は続くと思いますが、先が楽しみで仕方ありません。
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