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【第137席】あかね噺感想

 習字というか、書道、筆をまっすぐ立てて書くんですよね。10円玉を筆の上に載せても落ちないようにと、小学校の頃通っていた習字教室で習ったものです。先代三禄師匠の筆の持ち方きれいだなって。もっと墨つけたさはあるけど……何の話や。

旧套 きゅうとう 古くからの形式や慣習。
墨守   ぼくしゅ 自己の習慣や主張などを、かたく守って変えないこと。

超ゴリゴリ保守派自己主張強すぎなのよー
「ゴロツキ上がりの美談など……」
ただ前回の私の感想読んでもらえれば分かると思うんですけど、この先代三禄師匠の考えも分からなくもないの、分からなくもないんだけど……、ね。

うららちゃん……先週からめちゃくちゃ生禄師匠推してるよね。これも分かる。高校生とか大学生の時、女子では推し先生教授絶対1人はいた。それくらいの大人の雰囲気ある男性に憧れるお年頃なんです……。

そんな話はさておき。
「人間に成れました」
(この前のページの回想、全力でベーゴマに興ずる姿とか、ギターでかっぽれ?とか……よく見ると面白い……笑)
「認めさせねぇといけねぇんだし」
「落語の格を堕とす者は三禄の一門には要らん」

どのシーンとは言いませんが、どうもダブってくる場面が浮かんでくるんですよね……すごく狙ってるんだろな……
この中の3つ目の台詞だと、一生師匠が、落語を弱くする人間は阿良川の真打には要らん!にちょっと重なるかなと。むしろその根底に関わる所ではないかと私は思っているんですけど……果たして。格があったからってそれで落語が面白くなるのか?みたいな。

後は生禄師匠の狙いが読み切れません。前回の感想で述べさせてもらった私の読みがぬるいことぬるいこと。そしてまだ志ぐまの芸が登場しない。まだまだ過去編続くのかな……?

この先が楽しみであり、恐怖であり。次回を待つ私の姿は、まるで最高のページの志ぐま少年のよう。
(あ、本誌誤字あった……)

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