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フレディ・マーキュリー、クイーン

2018年11月25日
熱心なファンではなかったけれど、高校生の時『全米ポップス20』(DJ小林克也)に流れてきた、初めて聴いたときの『キラークイーン』は鮮烈に覚えている。
理屈ではなく、兎に角かっこよかった。
ロックなのにコーラスの美しさ、独特のギターの歪み。
イギリス人がキラークイーンなんて言っちゃって良いの?(女王殺しと誤解してた) とか、"Gunpowder, gelatin(ガンパウダー、ゼラチン)"という歌詞が、"頑張れ田淵"にしか聞こえないという謎も相まって、一時期、キラークイーンが頭のなかで繰り返し繰り返し鳴り続ける現象にさいなまれた。

話題の映画『ボヘミアン・ラプソディー』は、7月にFacebookのタイムラインで知り、是非観に行かなくてはと思っていて、昨日、やっと実現した。

21時台のレイトショーなのにもかかわらず、ほぼ満席で、予想通り、年齢層は高めである。

映画はあくまで映画なので、事実とは異なる部分はあるのだろう。もうそれはそれで良いと思う。大団円のライブエイドに繋げる脚色も気にする必要は無い。
フレディ役のラミ・マレック(Mr.ROBOTで観たよね)は、似てないけど、でもちゃんとフレディに見える。これ不思議。その代わりといってはなんだけど、他のメンバーは結構似てる。

やはりラミ・マレックのやりきった演技は素晴らしかった。やりきった。出っ歯やりすぎかもだけれど。

誰もが言っている筈の、圧巻は、ライブエイドのシーン。映画がはねたあと、ライブエイドの本物の映像を観たのだけれど、細かいところも再現されていて、思わず声が漏れた。あのシーンに確かにフレディが居た。クイーンのメンバー、スタッフ、観客すべてが"本物"に見える奇跡だった。

おしまい。

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