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macOS用カラーパレット(JIS安全色/カラーユニバーサルデザイン/12色カラーホイール)
macOSにはシステム共通のカラーパレットがあり、カスタマイズしたものを異なるアプリから利用することが可能です。
JIS安全色、カラーユニバーサルデザイン(CUD)推奨、そして『ノンデザイナーズ・デザインブック』解説のカラー・ホイールをもとに設定したカラーパレットを作成しましたので共有します。ご自由にお使いください。
macOS用システム カラーパレット
【JIS安全色】
JIS安全色カラーパレット(CMYK)
http://www.edufolder.jp/files/colorset_jis_CMYK.clr.zip
JIS安全色カラーパレット(RGB)
http://www.edufolder.jp/files/colorset_jis_RGB.clr.zip
【カラーユニバーサルデザイン】
カラーユニバーサルデザイン推奨配色カラーパレット(CMYK)
http://www.edufolder.jp/files/colorset_universal_CMYK.clr.zip
カラーユニバーサルデザイン推奨配色カラーパレット(RGB)
http://www.edufolder.jp/files/colorset_universal_RGB.clr.zip
【12色カラー・ホイール】
カラー・ホイール
http://www.edufolder.jp/files/colorset_12color_wheel.clr.zip
インストール方法
上記の圧縮ファイルを復元後にできるカラーパレットのファイル(.clr)をライブラリフォルダ内の「Colors」に移動させます。
① Optionキーを押しながらFinderの[移動]メニューから[ライブラリ]へ
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② [Colors]フォルダにカラーパレットのファイルを移動
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③ 各アプリのカラーパレットで使用開始
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パレットの名称は好きに変更できます。ファイル名を直接変更するか、パレット内のメニューで名称変更を。
視覚にとって重要な色。
しかし、すべての人々が同じように色を見ているわけではありません。
個々人によって色に対する見え方(色覚)は異なるとされています。
色のもつ特性によって見え方は違い、その組み合わせによっては見やすさ/見えづらさに影響することも知られています。
色に関するさまざまな知見を踏まえて、さまざまな人が色を見るときのことを配慮したルールが用意されています。そのようなものを「ユニバーサルデザインカラー」と呼ぶことがあります。
日本産業規格(JIS)にも、色に関する規格が存在します。
JIS Z 9101:2018(図記号−安全色及び安全標識−安全標識及び安全マーキングのデザイン通則)及びJIS Z 9103:2018(図記号−安全色及び安全標識−安全色の色度座標の範囲及び測定方法)というものです。
また、色としてユニバーサルデザインに配慮することは、さまざまなところがガイドラインを作成して公表しています。例えば、NPO法人であるカラーユニバーサルデザイン機構が積極的に関連した情報発信をしています。
今回のカラーパレットは以下のサイトで公開されている数値をもとに作成されました。
【JIS安全色】
【カラーユニバーサルデザイン】
【『ノンデザイナーズ・デザインブック』】
『ノンデザイナーズ・デザインブック』のカラーパレットは数値的な情報が掲載されていませんでしたので、PDF版の当該ページに掲載されたカラー・ホイールからスポイトツールを利用してピックアップしたものをベースにしています。
[iPad OSのカラーパレット]
2024年5月や6月のAppleイベントでiPadやiPad OSに進展があるのかも知れませんが、iPad OS上のカラーパレット事情は意外と厄介な状況です。
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残念ながらiPad OSシステムのカラーパレットはmacOSほどにはカスタマイズできず、数値指定によって細かく設定は難しい状況です。
そのためペイント系アプリなどは独自のカラーパレットを用意することがほとんどで、それぞれ何でもありのバラバラな状態。
今回のようなJIS安全色やカラーユニバーサルデザイン推奨などをシステム的にセットすることはできません。
iPad OSにおけるカラーパレット改善が優先リストのどの辺にあるのかは分かりませんが、いずれはmacOSのカラーパレットファイルくらい読み込みできるようになってくれると有り難いなと思います。
関連情報
これらカラーパレットは以前に公開したものと同じものです。
NPO法人のリンクを辿るとOffice用などもみつけられます。Windowsユーザーの方はそちらを参考になさってください。