現代人は頭の中が糖尿病

私は甘い卵焼きが好きである。

みなさんもご存知かと思うが
甘くするには砂糖をどんどん足せば良い。
そのほかに
あえて塩を少し入れることで甘さを引き立てるコツもある。

砂糖の取りすぎを防ぐコツである。

同じようなことが現代社会で起こってやしないか。

見渡すと現代は甘い砂糖のような『言葉』が溢れていて
その言葉に甘やかされて頭の中が糖尿病みたいになっていないか。
砂糖を欲して
『自分に優しく』といった言葉や
『頑張らなくて良いよ』とか
『オンリーワンだね』とか

またはアクションにおいても
『これは便利』といったものの追求の
一辺倒になってやしないか。

これをすべて否定はしないが
少し卵焼きのように塩があっても良いのではないか。

オンリーワンは最初から目指さなくても
ナンバーワンほど特別はオンリーワンはないとも私は思う。
ナンバーワンになれなくても頑張って目指して努力した時に自分らしさってでてきたりするんじゃないかな。
みんなと競ったり、集団の中で規律を守ったりしている中でもキラリと光るもの、集団に埋もれようにも埋もれないものこそがオンリーワンだと私は感じたりもする。

便利になることはいい要素も含んではいるが
必ず失われるものもあると私は思っている。
分かりやすいものが原発でしょう。
スマホだってそうですよ、持つのが当たり前になってきましたが私は子供たちが持つのは以前から反対派でした。
実際にSNSでのイジメの問題などを引き起こし、イジメが表面化しにくくなっているなど
便利の代償ってものは必ずあるんですが人間は便利に飛び付こうとする。
それは甘い砂糖だから。

私は便利からあえて離れていく生活を
意図的に選ぶときがある。
テレビをあえて家に置かない、ラジオもあえて自分で周波集を調整して音を拾わないといけない、あえてチャリや徒歩で移動する、暖房は昔のめんどくさい石油ストーブ、などなど

あえて塩を意識することで
美味しい卵焼きになるような
幸せな人生があることに
私は気づいてしまった。

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