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休み明けに体調不良になる人が嫌いだ

私は休み明けに体調不良になる人が嫌いです。嫌いというか苦手というか、いずれにしろ良い印象を抱きません。
とくに「土日に遊んでて、月曜の朝起きたら具合が悪かった」といった体調不良には厳しく、体調管理もできない人という目で見てしまい、心なしか冷たくしてしまう自分がいます。


誰しもが体調不良にだってなるし、元々体調を崩していたかもしれないし、風邪かもしれないし、インフルエンザかもしれないし、コロナかもしれない。
それなのに理由はどうあれ、休み明けというだけで体調管理のできない人というレッテルを貼り、私はその人に嫌な感情を持ってしまう人なんです。
私も以前休み明けに熱を出してしまい、大事をとって休んだことがありました。そのときは自分を責めました。

  • なぜ熱なんか出してしまったのか

  • 土日に遊びに出かけたからだ

  • ちゃんと家で休んでいればよかった

他人が休み明けに体調不良になってしまったときと同じくらいの熱量で自分を責めました。絶対にやってはいけないタブーを犯してしまったかのように。

いつから休み明けに敏感になってしまったのかを振り返ると、それは小学生の頃に遡ります。当時の私は野球少年で、毎日野球に明け暮れていました。
平日学校が終わると練習し、土日には練習試合をしてまた平日の練習でダメだったところを練習する毎日。

わりと厳しいチームにいたこともあり、練習を休むのはよほどの理由がないとダメな環境だったのです。ある日、日曜日が休みになり友達と遊んでいました。翌朝月曜日、起きると熱があって学校を休むことになり、当然練習も休みました。
翌日には熱も下がり学校と練習に行ったところ、私はコーチから怒られたのです。

「休みだったのに体調を崩すなんてなに考えているんだ!情けない!なんのための休みだ?お前みたいなやつに野球をする資格はない。帰れ!」

今思えばムチャクチャな話ですが、小学生の私は「休み明けに体調を崩すのはいけないことなんだ」と申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
それから私は休み明けはどんなに体調が悪くても学校や練習にも行き、それは社会人になった今でも続いています。まさに植え付けられた価値観ですね。

私にとって休み明けに体調不良になることはダメなことです。しかしそんなこと言っても熱が出るときは出るし、具合悪いときは動けないし、気をつけていても子供がインフルエンザを持ってくることもあるし、仕方のないことなんですけどね。

休み明けに体調不良になる人は今でも嫌いです。でも体調を崩している人にそんなことを思ってしまう自分はもっと嫌いかもしれない。
こんな嫌な感情を人に向けたくないので、どうか私に関わる人たち全員が毎日健やかでありますように!


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