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話すときは「間」をうまく使おう

大阪大学の心理学者である中村敏枝氏は、「間」に関する先行研究を見直し、間が短いスピーチは聞き手の評価を下げることを報告しています。

また、重要な部分の前に間をやや長めに取ったり、重要箇所の後ろに間を長く置いたりすることで、スピーチの印象がよくなることも確認しています。

ほかにも、対人場面では、話す順番(ターン)を交替する際に取られる適切な間が、相手に好印象を与えることも報告しています。

研究結果を見てみても、間はコミュニケーションを進めるうえで、重要な要素であることが確認されています。

特に、持ち時間が限られている場合や、緊張している場合などは、早口になり、間を取らないで話してしまいがちです。

人前で話をする際は、間を意識しましょう。

【参考文献】
中村敏枝(2009)「コミュニケーションにおける「間」の感性情報心理学」『音声研究』13(1)、40-52


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高嶋 幸太(Takashima Kota)
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