「社会は必ずしもビジネスを必要としないが、ビジネスは社会を必要とする」
と言ったのは、アメリカを中心に300店舗以上を展開する自然食品系スーパーのホールフーズ・マーケット創業者であるジョン・マッキー氏との事です。
要するに、
「ビジネス」というのはその器となる「社会」があってこそのものであり、その「社会」の一側面の中で価値が見出されているからこそ「ビジネス」は存在しているのだと。
当たり前と言えば当たり前ですね。
特に「お陰様」なんて言葉がビジネスの現場で普通に使われたりするくらいですから、日本人からしてみるとより違和感なく感じられると思います。
例えば
「お陰様で創業20周年を迎えました」とか
「お陰様でプロジェクトが成功しました」とか
そういったことを僕らはよく言うわけですから、ビジネスは社会に内包されているという考え方は思想的にも何の変哲も無く馴染んでいると思います。
ただ、
近年、世界的にこういった考え方がよりとフォーカスされてきている流れがあり、それが僕的には少し違和感を感じています。
なぜかというと、
例えば 2020年1月のダボス会議(世界経済フォーラム)では「ステークホルダー資本主義」というテーマが挙げられました。
「ステークホルダー資本主義」とは、ざっくりいうと会社は顧客や取引先はもちろん従業員や地域社会に至るまで、ありとあらゆるステークホルダー(利害関係者)の利益に配慮しなくてはいけないという考え方のことですが、これまでアメリカを中心とした社会の中ではこの「ステークホルダー」の内「ストックホルダー(株を持っている人)」や「シェアホルダー(議決権を持つ株を持っている人)」が中心の資本主義が主流だったからです。
他にも、アメリカの経済団体ビジネス・ラウンドテーブルで「ステークホルダーに経済的利益をもたらす責任がある」という声明にJPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOも賛同したりしています。
ですので、
そういった方向に舵を取ることは良いことかと思うのですが、号令がかかったように有識者らが同じ方向性を示唆して世界的に流れを作ろうとするのは、今までの世界情勢を見た時になんだか「煽られている感」を感じてしまいます。
本屋なんかに行っても「SDGs」だの「ESG投資」だのそういったものが軒並み増えると、素直に受け取れず少し斜めから見たくなる自分がいます。
そして、
今後の世界情勢を見ながら先んじた波を掴み駆け上がるには、流れの中の違和感に気づく様な感覚が大切なのではないかと思っています。
特に経営や政治に携わるリーダーの方々は、この違和感に気づくために日々の情報収集と業界を先駆けている人の視野を学ぶ必要があるので、そういった自己投資は必要不可欠だと感じています。
そんなこともあり、
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ちなみに、
「ステークホルダー資本主義」などの考え方は大切ですし、これからの時代は益々必要になってくると思いますが、日本企業って世界に先んじてそれを実践していたんですよね。
例えば、
近江商人がモットーにしていた「買い手よし、売り手よし、世間よし」の「三方よし」の精神なんてその代表みたいによく言われますし、最近で言えば渋沢栄一なんかも「富をなす根源は、仁義道徳」なんて言うように100年近く前から、ビジネスには道徳的な価値観が必要な旨を説いていたりしたくらいですからね。
勘違いしないで欲しいのは、悪戯に「日本すげー」的なことを煽りたいのではなく、淡々と事実を積み重ねた延長線上に今があるわけなので、知っているのと知らないのでは世界を見る視点って大きく変わると思っていますので、今後の未来予測を立てて事業や活動をするのであれば歴史って必要だよね!ってことを伝えたかったので引き合いに出したまででした。
でも、現在のトレンドを先取りしていた先人の人たちは、国籍人種問わず「スゲー」ってなりますし、「日本ってそういうの多いなー」とは思っています(笑)