ADHD・ASD闘病記 7日目
闘病記7日目、今回はゼロ秒思考トレーニングについて記していきたいと思います。
皆さんは『ゼロ秒思考』という本をご存知でしょうか。世界的なコンサルティング企業、マッキンゼーにて活躍した著者が編み出した、どんな人でも確実に頭がよくなり、心も鍛えられるというメソッドを紹介しているものです。
ではそのメソッドはどのようなものか。分かりやすくまとめられているサイトがありましたので引用します。
こんな事で頭が良くなり、心も鍛えられるのか?と半信半疑なところもありますが、「ゼロ秒思考」と検索すれば多くの体験談がヒットし、それらを見る限りでは、一定効果がありそうに見受けられました。
加えて、以前から自分に不足している力と認識している「思考の瞬発力」については、このメモ書きで鍛えられそうな気もしました。
そのため、藁にもすがる思いで、この0秒思考トレーニングを始めることにしました。
現在、このゼロ秒思考トレーニングを2週間程度続けております。ただ、残念ながら、今の所は効果を実感できていない状況です。
著者いわく、効果を実感してくるのは3週間程度経ってからとのことでしたが、正直なところ、このままやっていても著者がいうメリット(頭が良くなる)を享受できるのかは疑問です。
恐らくある程度の記憶力を持った方であれば、メモ書きの結果は多かれ少なかれ頭に残ってるのでしょう。そのため、どんどん自身の思考が記憶として蓄積されていくことで、次に思考する際には過去の思考を引っ張り出せば良いだけとなり、結果的に思考にかかる時間が減るということかなと推察します。(≒頭が良くなる)
ただ、私の場合はメモ書きした内容が、全てと言っていいほど頭から抜け落ちています。言うならば、水槽に水を貯めようとしても、水槽の底に大きな穴が空いており、全て流れてしまっているようなものです。
瞬発力が過去の経験に基づくものであれば、今の私にとって0秒思考は何の意味もないことになります。
ただ一方で、私はこういった理由を並べ立てることで、「自分は成長できない」と自ら可能性を絶っているだけなのでは?とも感じています。
以前友人がノミの実験の話を教えてくれました。ノミは極小の身体であるにも関わらず、30cm程もジャンプするそうです。(嫌な話です…)そんなノミを箱の中に入れ、15cm程の高さで透明な蓋をすると、当然15cmしか飛べません。ではその後、透明な蓋を取ったらどうか。ノミはその後も15cm以上はジャンプできなかったそうです。
私は自身の上に、自ら透明の蓋を被せてしまっているのかもしれません。もちろん正しい方向に努力する意識は大切だとは思いますが、正しい方向か否かを決める判断が早過ぎると、薄々自覚している面もあります。
この0秒思考トレーニングについては、もう少し続けていきたいです。