ADSD・ASD闘病記 4日目

闘病記4日目 本日は仕事の話について記していきたいと思います。
現在、私は都市部の地方公務員として働いております。
ここで読者の皆様方はこう思われるのではないでしょうか。本当にADHD・ASDの人間が地方公務員の試験をかいくぐることが可能なのか?
実際私はかいくぐってしまいました。それはなぜか? 公務員試験、ひいては世の中の大半の試験は1問1答の積み重ねで合格できてしまうからなんです。

ADHD・ASDの方の中には学生の頃から勉強についていけないという方も多々おられるかと思います。ただ、私は授業はロクに聞くことができなかったものの、テストの点数はそれなりに取れていました。
これは私が授業を聞かなくても、内容を理解している天才という訳ではありません。とにかく問題集の答えを見て、「この問題はこういう解法だ」と覚える勉強に特化していたからです。
このやり方は本質的な頭の良さは全く向上していません。答案だけ見ると問題なさそうに見えますが、実態は問われている意味を全く理解しておらずこういう日本語が来ればこう答えると単純に記憶しているだけです。
ただ、こんな力技な勉強法でも20代前半は記憶力がいいので、暗記科目が多い公務員試験は乗り切れてしまうという訳です。
ちなみに試験後の面接も、都市の情報を叩き込むため1問1答を数多く作成した結果、事前に準備していた質問しか来ず、奇跡的に乗り切れてしまいました。

もちろん残念ながらこのような勉強法は社会では当然通用しません。あらゆる内容についてQAを作る時間はないですし、日々、未知の問題に対応しなければなりません。
また、短期記憶が弱い自分は、毎日大量に届くメールの内容を頭に保持することができません。上司からメールに関する質問が来た際にも、大抵の人間は「ああ、○○の件ですか。朝に来てましたね」的な反応ができますが、私は一回確認したはずなのに、内容が全くもって頭に入っておらず、自席に戻ってメールを確認しなければなりません。
鬱を煩う前ですらこの有様なので、鬱で更に記憶力が落ちた今、果たして復職できるのか全く自信が持てない状況です。

とにかく生きづらい毎日ですが、こんな私を見捨てていない、親、友人のためにも療養に努めたいと思います。
ただの自分語りになってしまいましたが、今後とも更新頑張ります。

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