やめろ、天津飯!気功法はもう打つな!
日本人がよく使う言葉1位「すみません」、個人的に2位を争うのが、「これのMサイズありますか?」と「出身どちらですか?」だと勝手に思っている今日この頃…
コロナ禍ではあるが、髪の毛が伸びることと白髪が増えるのは自粛してくれず、放っておくともみあげだけが白髪の北王子欣也のようになるため、欣也らないため、カットとカラーをしにいくいくことに。
スタイリスト3名、アシスタント3とどちらかというとこじんまりとお店を予約した。
今回はカットとカラー(白髪染め)のため、最初にカットをしてもらった。美容師さんとの会話は結構好きなため、終始当たり障りない会話をしカットが終わり、カラーへ。
カラーはアシスタント(男性2名)が対応し、カラー剤を塗ってもらっている時も3人で会話をし、どの流れでわたしがその言葉が発したか覚えていないが、わたしが「出身はどちらですか?」と聞いた。この一言がトリガーとなり、
アシスタントA「わたし香川なんですよ。香川てなんもないんですよね。」
アシスタントB「うどんがあるじゃないすか。」
アシスタントA「うどんね。うどんしかないんですが空気は美味しいですよ。東京て空気悪いじゃないですか。東京で育った人てどぶネズミみたいな人多いですからね。君どこだっけ?」
アシスタントB「東京です。」
アシスタントA「どおりでどぶネズミみたいな顔して…服もよくみるとそれどぶネズミ?」
アシスタントB「だれがどぶネズミですか!!これネズミじゃなくて、ミッキーマウスです」
アシスタントA「ネズミやないかい!」
という感じでアシスタント2名の漫才?のようはものが行われ、目の前でやられたので、笑ってしまった(大概の人は笑う気がする)。
わたしのカラー剤を塗り終えると、次のお客さんの施術を始めた。お店はお世話にも広いとはいえないため、お客さんとアシスタントさんとの会話を聞くことにした。所々聞こえない部分もあったが、お客さんが「出身はどちらですか?」と聞いた。そのときM-○の出囃子「イズガンガンガンガンガン」がわたしには聞こえた。今にもコンビ名をいいそうな自信に満ち溢れたアシスタント2人はわたしにした内容と同じものを同じリズム、口調で行い、お客さんも最初は困惑した様子だったが笑っており、アシスタント2人も満足気だった。わたしはそのとき悟った。この2人には天津飯のように気功法という技しかないこと…そのお客さんも終わり、次のお客さんの施術を始めた。幼少期、人間を憎んでいたため"ピッコロ"と呼ばれたわたしは聴力をフル活用し、会話を聞いたが、なかなかお客さんはあのワードを言わない強敵セルであった。アシスタントAも「空気のいいとこ住みたいですよね」や「田舎好きなんですよね」など気功法を出したいがために、肉弾戦にうってでた。セルに天津飯ごときがかなうはずもなく話題変更というカウンターすらくらった。肉弾戦ではらちがあかないことを悟ったアシスタントAが遂に太陽拳という禁術を放った「出身どちらですか」と…きっと適当に流し、返されるのをまっていたようだが、お客さんは「半沢直樹の大和田常務の香川さんと同じ東京です」と強敵セルは変化球で返した。最低でも今日2回短いスパンで同じネタをしたことで、アシスタントBは「香川」というワードしか聞いてなかったかもしれず「うどんがあるじゃないですか」とネタどおりに進め、アシスタントAはフォローすることなく、お客さんは「は?」となり、アシスタントBはチャオズのように自爆した…
鏡越しにみるアシスタントBの表情はチャオズのように動じていなかったが、きっと「天さん…」と呼んでいたに違いない。
帰り際、アシスタントBはシャンプーをしていた。きっと、アシスタントAからチャオズのように「Bはおいてきた。危険の方がおおきそうだからな」と言われただろうなと思った。
悟空もいっていたように気功法も使いすぎると危険と思った1日でした。